ハムスターに噛まれて困っている方のために、また、噛まないハムスターの飼い方をご案内しております。ハムスターが飼い主を噛む心理を解明しました。

噛まないハムスターの育て方の ≪研究報告≫ です。
ハムスターに噛まれて困っている方からも、「噛まなくなった」とご好評のページです。

●ハムスターに噛まれて、困っている方、
●ハムスターと仲良くなろうと思っている方、
●そして、これからハムスターを飼おうとしている皆様に、 お役に立つ、ページです。


≪目次≫
  1. §Ⅰ ハムスターが噛むことの考察
  2. §Ⅱ ハムスターの噛む行動を解明しました
  3. §Ⅲ 噛むハムスターの治し方
  4. §Ⅳ 噛まないハムスターの育て方


●今、現在、ハムスターに噛まれて困っている方は、
  1. §Ⅲ 噛むハムスターの治し方
に直接進んでいただいても良いです。


このページを読んでいただけば、
   ↓
ハムスターが皆さんを噛む理由が解ります。
   ↓
理由が解れば、対処ができます。
   ↓
対処してあげれば、きっと噛まなくなるはずです。
正しく対処してあげれば、必ず噛まなくなります。
   ↓
噛まなくなれば、仲良くなれる基礎ができます。
   ↓
そして仲良くなれます。
   ↓
一番喜ぶのは、ハムスターです。
皆さんのことを噛まなくても済むようになったハムスターが、一番喜びます。


『地下型の巣箱』を家にしているハムスターを飼育している方には、、、、

 皆さんが噛まれるということは、≪ハムスターと皆さんの関係が、少なくとも一歩前進している証である≫ということを、是非知っておいてください。

どういうことかというと、
もし、ハムスターが皆さんのことを、怖い人・敵かもしれないと悪いイメージで学習していたら、皆さんの前に、姿を決して現さないからです。

この論は、『地下型の巣箱』という、安全に身を隠せる家に住んでいるハムスターに適用します。
皆さんの前に出て行かない自由と、出て行く自由という二つの選択肢をハムスターが持っていることが前提です。
玄関の外に危険な人が居たら出て行かない、人の場合の心理と同じです。

出て行かなければ済むのに、ハムスターの意志で出てくるという行動から、皆さんとコミュニケーションを取りたいというハムスターの気持ちが読み取れるからです。

皆さんの前に出て来るという、この時の気持ちを大切に受け止めてあげることが、ハムスターと仲良くなることの第一歩になります。

※この時のハムスターの心理は巣穴の効果で詳しく解説しています。


§Ⅰ ハムスターが噛むことの考察

 はじめに、ハムスターについて、とても重要なことを理解しておきましょう。

ハムスターはもともと人を噛む(襲う)ような動物ではないということを、、。


ハムスターのストレス
↑ 僕たちは、もともとは、人を噛む様な動物ではありません。

自然界において。
 ハムスターは危険を感じたら、その危険を避ける(逃げて隠れることで生き延びる)動物です。
戦って敵を撃退するような、相手に襲いかかって噛みつくような、牙のある動物特有の噛みつくという習性はハムスターにはありません。

 哺乳動物の中では、食物連鎖の最下位に居るハムスターは、敵と戦う為の武器を何も持っていません。
武器を持たないハムスターは、敵と戦うことはしません。
一番小さくて武器を持たないのですからもし戦えば、必ず負けます。そして、食べられてしまうことを知っていますか ら、ハムスターは戦いをしません。
 敵にとってご馳走のハムスターは、敵に見つからないように警戒を怠らず、危険をいち早く察して身を隠すことを唯一の手段として生き延びているからです。この生き延びるための警戒がいかに優れた【本能と習性】によるものであることはハムスターのストレスで詳しくご案内しています。

  また、ハムスター同士の場合には、臭いで縄張りを主張しあいますので相手の縄張りに侵入して戦いを挑むということは 無いはずです。たまたま鉢合せをしても弱い方が逃げますので縄張り争いで戦いになるようなことはありません。

 では、自然界のハムスターが噛むことはあるのか?
 自然界においては、敵に捕らえられた時に、唯一の抵抗として噛む行動はあるかもしれませんが、敵に食べるのをあきら めさせるほどの打撃効果は無いはずです。つまり、襲われた時に噛むという行動は、ハムスターの最後のむなしい抵抗の行 動なのだということを知ってあげてください。

【豆知識】
 ハムスターを同じ場所に2匹飼っていると、一方のハムスターが噛み殺されてしまう場合があります。
これは、強い方のハムスターに縄張り本能による鬱積した強いストレスによるものであることが分かりました。
2匹を一緒にしても、逃げるスペースさえ用意してあげれば、弱い方がその場から逃げる行動が観察できます。
強い方のハムスターは弱いハムスターを追い出そうとする行動が観察できます。
この時、ハムスターが殺し合いをしてしまうのは、弱い方が強い方の縄張りから逃げることができずに、そこにとどまり続け、強い方には、追い出したくても追い出せないストレスが溜まった挙句に起きる事件です。 弱い方のハムスターに逃げる場所さえ与えてあれば、殺されるまでの恐怖を与えなくて済むし、争いも起きないのは既に説明の通りです。


 縄張り争いの戦いをする他の動物たちの様な、激しい傷付け合いは、ハムスターの場合は無いはずです。
 敵に見つからないこと、食べられないことを真っ先に考えなければならないハムスターが、争いに熱中していたら、2匹 とも敵に食べられてしまいますから。
 では、ペットのハムスターが皆さんを噛むのは、何故でしょうか?
その理由をしっかりと解明しました。

  • §Ⅱ ハムスターの噛む行動を解明しました

  • ので、詳しくご案内いたします。




    噛む行動の解明

     では、ハムスターが皆さんを噛むのはどんな理由があるのでしょうか?
     噛まれたことがある皆さんにとって、ハムスターの噛む理由が解明できれば、噛まれなくなることに、一歩近づくことが できます。
    仲良くなることにも一歩近づきます。  「ハムスターに噛まれます」と言う相談メールを沢山いただくことから、ハムスターに噛まれて困っている方がとても沢 山いらっしゃることが分かります。

     メールの相談内容から、どんなときに噛まれたかを詳しく調べてみて、噛むハムスターには、一定の行動パターンがある ことを解明しました。

    ハムスターが噛む時のパターンを次の3つに分けることができます。

  • ① 飼い主の行動が予想外だった時の、驚きと恐怖による咄嗟の反射の噛む行動。

  • ② 強いストレスに晒されているときの噛む行動。

  • ③ 縄張り本能による噛む行動。

  • 以下に、詳しくご案内いたします。


    噛む行動のパターン①
    飼い主の行動が予想外だった時の、驚きと恐怖による咄嗟の反射の噛む行動。

    飼い主の予想外の行動に反応しておきます。

    ビックリした恐怖感から咄嗟に噛んでしまう行動です。

    [例]
    ●つかまれたときに、敵に襲われたと勘違いして、咄嗟に反射的に噛む。
    ●上からつかんでくる手に恐怖を感じて噛む。
    ●飼育ケースの隅に追い詰められ逃げ場が無くなり、恐怖心から噛む。
    これは【窮鼠猫を噛む】型です。
    ●飼い主の手が、素早く動くなど、予想外の動きをした場合に、ビックリして噛む。

    ①の恐怖による咄嗟の反射による噛む行動は、ハムスターにとっては、咄嗟の出来事で、何が起きたか考える時間も無く、 警戒心と湧き上がる恐怖心による反射的行動です。
     噛む力は、怖いと思った時、驚いた時の程度によって変わります。
    また、コミュニケーションが進行すればするほど、噛む力も柔らかくなるのが特徴です。

    ①の行動のまとめ

    ●【発生の時】

     飼育を始めてから、コミュニケーションが取れて仲良くなるまでの一定期間に多く発生します。
    ハムスターが飼い主の行動の癖を学習するまでの一定期間に発生するのが特徴です。

    ●【発生の場所】

     何処でも起きます。

    ●【噛み方の特徴】

    ○噛み方は一瞬です。すぐに離れるのがこの噛み方の特徴です。
    ○飼い始めのころは強く噛みます。
    ○血が出るほど噛むのは稀です。
    ○信頼関係が出来てくるにしたがって、噛む力も弱くなるのが特徴です。
    ○飼い主の行動の癖を学習すれば、噛まなくなります。
    ○仲良くなれば噛まなくなります。

    ●【対処方法】

     手の動きをスローモーションのようにゆっくり動かして、皆さんの手の行動をハムスターが読み取れる時間、理解するこ とができる時間をたっぷりと与えてください。
     行動の前にやさしく声を掛けるのも効果があります。
    ハムスターが予想しない行動を取らなければ、ビックリさせなければ、噛むことが無いのが、大きな特徴です。


    噛む行動のパターン ②
    強いストレスに晒されているときの噛む行動。

    ●ハムスターの方から寄ってきて強く噛む。
    ●オヤツをあげようとしているのに強く噛む。
    ●いずれの場合でも、強く、血が出るほどに噛むのが特徴です。

     これは、先の①の行動とは全く違った噛む行動です。

    ●とても強いストレスに晒されている状態のハムスターの独特の行動です。
     飼育環境から連続的に受けるストレスによって心の抑制が働かなくなっている場合もあるために、思いっきり噛むので、噛まれれば血が出る場合があります。

     ただしこのことは、
    飼い主が痛い思いをするということで済ませられることではありません。
    ストレスで病気になったり、死んでしまう危険な状態にハムスターが置かれているのだということを早々に理解してあげる必要があります。

    ≪ハムスターの必死のサインです。読み取ってあげましょう。重要なことです。≫

     このような噛みつき方をする場合には、
    ストレスに耐え切れなくなったハムスターが飼い主に助けを求めているサインである場合がありますので「噛むハムスター は悪いハムスター」「しつけが必要」などと人の価値観で決めつけてしまうのは論外です。

    「ぼくは気が狂いそうです!!」
    「助けてください!!」

    というハムスターの精一杯の叫びのサインとして、気づいてあげなければなりません。

     血が出るほど噛むのは、先の考察で述べた通り、戦うことをしない正常なハムスターの行動ではありません。
    心理的に異常な、つまり飼い主だけが、助けてあげられる、ストレスの原因を解消してあげることができる状態のハムスターだということです。

    ≪ストレスの原因は、飼育環境によるものです。≫

     飼育環境とは、ハード(飼育ケースや家など)とソフト(接し方・飼育方法)ですが、この何れかあるいは両方からスト レスを受けている場合です。
     また、同じ部屋に2匹のハムスターを飼育している場合のストレスもこの例に含まれます。

    ≪②の行動のまとめ≫

    【発生の時】
    飼育環境からストレスを受けている間は続きます。

    【発生の場所】
    場所に関係なくどこでも、噛まれる場合があります。

    【この時に観られるハムスターの行動】
    ●金網を無弓に齧り続ける。
    ●金網の天井の雲梯行動。
    などの、脱走行動が典型的な例です。

    【ハムスターの心理状態】
     強いストレスに晒されているハムスターです。
    心が常時ピリピリしている状態です。
    飼い主と良好なコミュニケーションを取る心の余裕が全く無くなっています。
    しかし食べなければなりませんので、食べ物をくれる飼い主のところに寄ってきます。

     この状態が長く続くと、健康を損ないます。
    消化器系に発症する例が多いです。
    ※突然死んでしまいました!!は、この状態のハムスターに起こる可能性があります。 【対処方法】
    血が出るほど噛無ハムスターの場合は、ます゛ストレスを解消してあげる必要があります。
       
    ハムスターをストレス無く健康に飼育する方法の研究結果が
    ハムスターの飼い方=『地下型の巣箱』方式です。
    噛まないハムスターの飼い方ができます。


    噛む行動のパターン③
    縄張りを守る為の噛む行動

     この③が、
     『地下型の巣箱』方式で飼育している皆さんからの噛まれる相談の中で、最も多い噛む行動です。
    『巣穴の三大習性』の行動が実現できていて、心身面で健康なハムスターの初期に良く見られる行動です。
     ここでご案内するハムスターの噛む行動は、噛まれた皆さんが、なぜ噛まれたのか?が、①や②よりもわかりづらいから かもしれません。

    食べ物をもらった後に噛む場合もあるし、そっとつかもうとしても噛まれる場合もあり、噛まれない場合もあるからです。
    おまけに、噛み方も強く噛む場合もあるし、そっと優しく噛む場合もあるから、なおさら、なぜ噛むのか?考えるとますま すわからなくなります。

    ※ わからないからと言って、「指を食べ物と間違えた」などの、無理やりの理由付けをして、それで済ませてしまっては 、ハム君にとってなんの解決にもなりません。

     詳しい観察と実験の結果、この噛む行動が、ハムスター特有のとても強い縄張り意識の【本能と習性】による行動で あることが解明できました。


    この時のハムスターの噛む行動の、≪①と②とは違う≫という見分け方は、実はとても簡単です。
    コミュニケーションを取って居る場所(自分が縄張りと思っている範囲)が重要なカギになっています。

    つまり、ハム君が、

    『ここは自分の縄張りだから、これ以上は入ってこないでください。カプ!!』

    と言っているのです。

    下の写真のように、巣穴に近ければ近いほど、警戒心が強く働くために、巣穴の近くにいるときに手を差し伸べたら噛まれ たということが起きます。

    ハムスターが噛む縄張り ↑ ハムスターが侵入されたくないと考える、縄張り  上の写真は、自分の巣穴を侵入者から守ろうとする警戒の範囲をモデル的に表したものです。
     この縄張りの主張がハムスターが居る場所によって変化するという心理は、犬の例でお話しするとわかりやすいので説明 します。

    犬もハムスターと同じように自分の縄張りをとても強く意識します。
    人が通りを歩いている場合には気にしませんが、門の中に入ろうとすると吠えます。門の内側は自分の縄張りだと認識して いるからです。
    無視して入れば噛みつかれるかもしれません。

     ところが、この同じ犬が公園を散歩している時に近づいても今度は吠えません。自分の縄張りではないところにいるから です。

     ハムスターも犬と同じ縄張り反応を見せます。
    ハムスターが意識する縄張りのところでは、侵入拒否の信号として、吠える代わりに「カブ!!」っと軽く噛みます。
     本来は噛まないハムスターなのにここで噛むのは、ハムスターにとっては縄張りを守ることは死活問題・生きるために絶 対に守らなければならないとても重要だということです。

     食べ物をもらった後で、もらうものはもらったけどこれ以上近づかないでくださいという信号を発するために噛むのは、 縄張り意識による噛む行動です。

     食べ物と間違えて手を噛むのでは?というお問い合わせをいただきますが、ストレスが無く心身が健康なハムスターであ れば、飼い主の手を食べ物と間違えるようなことは、絶対にありません。
     『地下型の巣箱』方式の飼い方のステップ5からステップ10までの期間に噛まれたとしたら、 この行動によるものです。
     侵入者が自分より強い=危険と感じて居たら、巣穴に逃げ込んでしまいますので、この縄張り本能による噛む行動は当然 のこと、起きません。
     侵入者が危険な捕食者ではないと判断した場合に限り起こる行動です。

     上の写真に於いて、侵入者が図の【浸入警戒域】に入ってくると、「それ以上近づいて欲しくない」と緊張します。 さらに近づいて【浸入拒否域】に入ると噛み付いてくる時があります。
    この行動は、明らかに縄張り、この場合は狭い意味の縄張り=自分の巣穴を守るための行動です。
    【浸入拒否域】の広さは変化します。
     この噛む行動は【巣穴】付近と【浸入拒否域】付近で噛む行動が起きることが特長です。
     このハムスターを飼育ケースの外に出すと、噛む行動を決して起こしません。
    つまり、自分が【浸入拒否】行動を起すべき場所に居ないことを知っているからです。   ただし、『地下型の巣箱』の飼い方では、噛まれることはありません。
    なぜなら、 この間はハムスターとの関わらないようにお願いしているからです。

    噛まれたとしたら、うっかり近づいてしまって噛まれることがあるという程度でしょう。
    それも、ステップ8に進めば、 コミュニケーションが取れるようになりますから、 飼い主に対する【浸入拒否域】は自然消滅しますので、飼い主に対するこの行動も消滅します。

    でも、巣穴の中に指を入れたらきっと噛まれるでしょう。お勧めしませんが、、。

    ≪③の噛む行動のまとめ≫

    この行動は、正常なハムスターの縄張り本能による正常な行動で有ることを知ってあげましょう。

    ●【発生の時】

    巣穴を自分の家と認識した時から、飼い主と仲良くなるまで。

    ●【発生の場所】

    巣穴の周りの一定区域又は飼育ケース全体(皆さんをどのように学習し受け入れているかによって広さが変化します)

    ●【ハムスターの心理状態】

    ハムスターは正常です。縄張りの【本能と習性】が正しく働いている証の行動です。
    かつ、危険ではない相手だけに見せる行動です。
    脅威を感じている場合には巣穴から出てきません。

    ●【対処方法】

    ハムスターの縄張りの【本能と習性】を理解してあげれば良いです。
    ステップ10以降で信頼関係が出来てしまえばこ の噛み方はなくなります。

    是非参考にしていただきたい項目は ハムスターのストレスの研究発表です



    §Ⅲ 噛むハムスターの治し方

    必ず治ります。
    まず、
    噛む原因を

    ① 飼い主の行動に反応する、恐怖による咄嗟の反射の噛む行動。
    ② 強いストレスに晒されているときの噛む行動。。
    ③ 縄張り本能による噛む行動。

    の中から判定してあげましょう。

    ただし、①②③が複合している場合があります。 ①②③は、
  • §Ⅱ ハムスターの噛む行動を解明しました
  • で詳しくご案内しております。
     原因が判定できましたら、下記の対処方法に添って対処していただけば、今噛んでいるハムスターも、噛まないハムスタ ーになります。

    「噛むハムスターは悪いハムスターだ」とか「躾けが必要」という考えは論外です。

    「噛み癖のあるハムスターだ!!」などとレッテルを張ってしまってあきらめないでください。

    ※『もともと噛み癖のあるハムスター』などこの世の中に一匹もいないことを理解してあげてください。

    ハムスターは、命の危険を感じるほど困っている場合があります。

    ハムスターが噛まなくても済むようにしてあげるのが、皆さんです。


    ≪対処方法≫

     本来、人を噛むようなことが無いはずのハムスターが噛むのですから、 知らず知らずのうちに飼い主が、ハムスターに相当に強い恐怖心・精神的負担・ストレスをかけていた、ということが想像 できます。

     対処方法の基本は、

     噛まなくするために、ハムスターをなんとかするのではなくて、
    噛まなくても済むように、飼育環境(ハードとソフト)を改善してあげれば良いのです。
    ハードは、飼育環境です。
    ソフトは、接し方、食べ物の与え方です。
    この2点を改善してあげれば、そうすれば、皆さんのどのハムスターも、普通のハムスターになります。
     普通のハムスター、正常なハムスターは、ビックリさせたり、家の中に侵入したりしなければ、噛みません。

    噛まないハムスターの誕生です。

    ①飼い主の行動に反応する、恐怖による咄嗟の反射の噛む行動。の場合の
    ≪対処方法のまとめ≫  ビックリさせないことです。
    声を掛けながら、ゆっくりと優しく手を差し伸べれば、噛まれることはありません。
     馴れるまでは、両手でゆっくりとすくい取るようなつかみ方をしてください。
    つまり、ハムスターが恐怖心を持たないつかみ方をしてあげればこの噛む行動は、起きません。

     しかし、この掴み方でもハムスターにとっては気持ちの良いつかまれ方ではありません。
    手を差し伸べたらハムスターの意志で手のひらに載って来るというハムスターの自主的な行動を促すのが理想です。

    手の上で食事をするようになれば、皆さんもハムスターの扱いに慣れた頃ですので、この①の噛まれ方は起きなくなります。

     皆さんの行動パターンをハム君が学習して、皆さんがハム君とコミュニケーションがとれるようになったころには、この ①の噛む行動は見られなくなります。
    この噛む行動は、すぐに解決することができます。


    ②強いストレスに晒されているときの噛む行動。の場合の

    ≪対処方法のまとめ≫

     血が出るほど噛むという、お困りの相談メールでもっとも多いのが②のストレスによる噛む行動。です。
    ストレスはハムスターの命に係わる場合があります。
    何よりも、ストレスを解消してあげる必要があります。
    精神的にも身体的にも健全な状態を失ってしまう前に、飼育環境と飼育方法を改善してあげます。
    とり急ぎ、安眠・熟睡できる寝室を与えます。
    この様な状態のハムスターは安眠・熟睡させてあげることでストレスを徐々に解消し、それに連れて、噛む行動も無くなり ます。 以下に該当することがあれば改善してあげてください。

     ご自分のハムスターにハード面のストレスがあるかどうかわからない場合には、ストレス診 断という方法で診断することができます。

    ≪ハード=(飼育ケースや家など)からのストレス≫

    ●安眠・熟睡する寝室が無いことが原因の場合。飼育環境によるストレスが主な原因です。この場合は『地下型の巣箱』で 生活させることで解決することができます。
    『地下型の巣箱』は、これらのストレスが起きないように研究・設計したものです。

    ハムスターのストレスについてはこちらで詳しく説明しています。

    ≪ソフト=(接し方・飼育方法)のストレス≫

    ●かまい過ぎが原因の場合。ハムスターがコミュニケーションを望んでいない時に、人のペースで可愛がったり、いじり回 したりすれば、当然のことですが、強いストレスを与えてしまいます。
     場合によっては危険な人、関わってほしくない人と記憶・学習させてしまう場合もあり、この場合は、記憶・学習したこ とが誤解であることを学習しなおさせてあげなければ、いつまでも噛まれることになってしまいます。
    この項の対策として、ハムスターに関わらないってどういうことですか?で、迎え て1週間に関わらないことの大切さをご案内しています。

    ●もともとハムスターにはとても強い好奇心がありますので、信頼関係ができれば、ハムスターの方からコミュニケーションを求めてきます。

    ●食べ物が足りないというストレスは実はハムスター特有の危険なストレスに発展します。
    ハムスターには他の動物には例が少ない、【貯蔵室を作って、そこに大量に食べ物を貯蔵する】という【本能と習性】があり ます。
    食料を採取することが出来なくなる冬の間に飢え死にしないための、命がけの【本能と習性】です。したがって、

    ●満足するだけの量の食料を貯蔵することが出来なければ、ストレスが鬱積します。しかも、

    ●貯蔵行動そのものができなければ、さらに大きなストレス源になります。さらに、

    【※とても重要です】
     この時のハムスターは、「ここは食べ物が乏しい場所だから、他の場所へ引っ越そう」と行動を起こします。
    この行動は、
    ○ 天井を雲梯の様によじ登ったり、
    ○ 出口を探しての反復行動であったり、
    ○ 金網を齧り続ける、
    というむなしい脱走行動です。

    ●そしていつになっても脱走が出来ないことで、大きなストレスが鬱積していきます。

    これが、飼い主を、血が出るほど噛むハムスターの姿です。

    【巣材が無い】
    ●巣材が無い。寝床を作るのに必要な巣材が無いことも状況によってはとても大きなストレスの原因になる場合があります。

    ※ハムスターのストレスは健康にも大きな影響を及ぼします。噛むという行動からも、早めに察知してあげて、ストレスを 解消してあげることが望まれます。
    ②のストレスによる噛む行動の場合の【治し方のまとめ】

    ●『噛む』症状の有効な治療法は、ストレスを解消してあげること。

    ●ストレスは飼育環境を改善してあげることで解消できること。

    ●改善ポイントは、安眠熟睡できる【地下の生活環境】を整えてあげること。

    『地下型の巣箱』の飼い方が解決します。


    ③縄張りを守る為の噛む行動。の場合の

    ≪対処方法のまとめ≫

    ③の、縄張りを守る為の噛む行動の場合は、コミュニケーションがとれて信頼関係が築かれれば、自然に解消しますから、 心配は不要です。
     ハムスターが自分の家作りに専念している時に起きやすいのでこの時期にはかかわらないことです。このことは、 ハムスターに関わらないってどういうことですか?で詳しくご案内しております。

     「入ってこないでください」という縄張りエリアは、コミュニケーションが取れるようになれば、次第に狭まり、やがて 消滅しますので、そのエリアの変化を覚えておいて、不用意に侵入しないようにしてください。

    信頼関係が出来れば、噛まなくなります。

    ※なお、縄張りを守る行動が観察できるハムスターは、自分の家・縄張りを持ったことを正しく認識したことになりますか ら、『地下型の巣箱』のステップ10に到達した、正常なハムスターです。


    §Ⅳ 噛まないハムスターの育て方

    『地下型の巣箱』を使った飼い方で、すっかり解決します。

    先の、
  • §Ⅱ ハムスターの噛む行動を解明しました


  • で解説いたしました通り、ハムスターが噛む時のパターンを次の3つに分けました。

  • ①飼い主の行動に反応する、恐怖による咄嗟の反射の噛む行動。


  • ②強いストレスに晒されているときの噛む行動。


  • ③縄張り本能による噛む行動。


  •  このうち、①と③は飼い主の接し方で解決します。
    ②は飼育環境によるストレスが原因ですので、飼育環境を改善することで解決することができます。
     しかも、噛まれる方の飼い主が困るというよりも、ストレス症状が発症してしまっているハムスターの方を救ってあげる 必要があります。
    このために、ハムスターにストレスを与えない飼い方を、ハード面(飼育環境)とソフト面(接し方と食べ物の与え方など )から研究して完成したのが、『地下型の巣箱』方式のハムスターの飼い方です。

    ハムスターをストレス無く、健康に育ててあげることが、噛まないハムスターに育てる基本です。

    心身ともに健康なハムスターは、理由なく飼い主を噛むようなことはありません。


    ハムスターの噛む行動の研究発表を多くの皆様に知っていただくために、ご協力をお願いいたします。

     今現在(2016年2月)、ハムスターの噛む行動を研究して発表しているサイトが他に見当たりません。

     一方、『食べ物と間違えて噛んだ』や『噛んだらお仕置きして躾ける』などの間違った解釈・説明が見受けられます。

    『地下型の巣箱』入澤二郎の研究の結果である、
    ハムスターが噛む三つのパターン
    ①飼い主の行動に反応する、恐怖による咄嗟の反射の噛む行動。
    ②強いストレスに晒されているときの噛む行動。
    ③縄張り本能による噛む行動。
    については、ご自由にコピーして利用いただいて結構です。

     可愛いハム君のために、出来るだけ多くの皆様に知っていただくことにご賛同いただければ嬉しいです。

     なお、噛む行動についての新たな研究報告などあればお知らせいただけると嬉しいです。多くの皆様とハムスターの研究ができる環境作り にもご賛同いただければ、なお嬉しいです。 2009年8月
    2016年2月25日改訂

    『地下型の巣箱』入澤二郎