ハムスターの飼い方


ハムスターの飼い方     健康に飼う  仲良くなる  が、この飼い方の特徴です。 

『地下型の巣箱』のハムスター 【はじめに】

 この飼い方の特徴は、まず、ハムスターと仲良くなること、信頼関係を築くことをなによりも最優先にすることです。
すぐに仲良くなれる子犬や子猫と違って、警戒心がとても強いハムスターが皆さんを信頼するようになるにはおよそ1週間ほどかかります。
しかし、仲良くなり方は、関わらずにさりげなく観察するだけですからいたって簡単です。
ステップ8以降になると、ハムスターの方から皆さんのところに寄って来るようになるからです。

 皆さんと仲良くなるハムスターの、心の中のプロセスは、
① まずハムスター自身が落ち着くこと(家作りが一段落した)。←ステップ5
② 落ち着くと心に余裕が出来て、好奇心が湧いてくる。←ステップ6
③ この好奇心を皆さんの方に向けるようになる。←ステップ8
です。

 この様に、飼い方のステップ8まで、ハムスターの心の準備が整うまで待ってあげるだけで良いので、失敗は無いのですが、どうしても、途中で関わって失敗して、仲良くなるまでに時間が掛かってしまう方が時々います。そこで、関わらない方が良いのはなぜですか?を別に設けて、関わらない方が良い理由を詳しくご案内しております。
また、迎えたばかりのハムスターの気持ちもご理解いただくと、なお最短で仲良くなれます。

●この飼い方の最大の効果 ⇒ ハムスターを健康に飼うことができます。

●もう一つの大きな効果 ⇒ ハムスターと仲良くなれます。

●そして、簡単で誰でもできる飼い方です。

●迷った時の質問窓口があるから安心です。≪質問窓口≫

●迎える準備から仲良くなるまでを10のステップに分けてご案内しています。



ハムスターの飼い方の≪目次≫





●迷った時の質問窓口
※カッコ内の日数は目安です。
ステップ6~10はここからどうぞ


ハムスターの飼い方
健康にそして仲良く。この飼い方の主旨は、
■関連・参考⇒ハムスターの飼い方の研究報告
でご案内しています。

ステップ1  ● 事前準備。


まず、飼育セットを準備しましよう。※

※当ホームページでは自作をお勧めしていますが、ジャンガリアンなどのドワーフ系(小型種)用の飼育セット、あるいは『地下型の巣箱』単体を販売しています。
●また、現在使用しているお手元の飼育ケースの底に穴を開けて『地下型の巣箱』の上に置く方法も有効です。

【とても重要】

●飼育セットは、【地上の環境】と【地下の環境】を明確に分けてあげる必要があります。
●【地上の環境】は食べ物を採取するなどの、巣穴の外で活動する環境です。
●【地下の環境】は地下で生活するハムスターにとって、健康に生活するために不可欠の家です。

ハムスターの飼育セットに新聞
↑【地上の環境】です。迎える時のケースの中の例です。
ハムスターが喜ぶ巣穴の演出が最大の特徴です。

『地下型の巣箱』
↑ これがハムスターの家になる『地下型の巣箱』で、【地下の環境】です。
この家があるから、『巣穴の三大習性』の行動が実現できて、健康になります。

■関連・参考⇒ハムスターの家
■関連・参考⇒『巣穴の三大習性』



ハムスター ケージ 飼育セット
飼育セットの全景です。
ハムスターの家『地下型の巣箱』の上にケースが重なります。
ハムスターの家は『遮光布』を被せて【地下の環境】にします。

■関連・参考⇒推奨飼育セット

●以下にステップ1の解説をいたします。



≪ケース≫

蓋が無くても飛び出さない高さのもの。天井を付けないのは、ステップ6以降でみなさんとハムスターがコミュニケーションを取るときのため、ハムスターとなかよくなるときのためです。

≪水≫

小型の水飲みボトルを使用します。

≪トイレ兼砂浴び≫
ハムスターはオシッコは家の中のトイレ室でします。【地上の環境】には砂浴びができるトイレを用意します。

≪回し車≫

回し車は、ハムスターが飛ばされない構造の『静かだ輪』を推奨しています。

■関連・参考⇒推奨理由はこちら

≪床材≫

床材は新聞紙に巣穴をあけて使用します。チップその他は使いません。

■関連・参考⇒ハムスターの床材

≪食べ物≫

ハムスター用のミックスフード・ヒマワリの種・ペレット等を器に入れておきます。器はなんでもよいです。
又新鮮な野菜もできるだけ大きいままで置いてあげます。
大きいままで上げる理由は、新鮮さが保てることと、貯蔵用に持ち帰らせないことと、自然界には食べやすくカットしたものなど無いことの理由によります。

≪巣材≫

コットンを指先大に丸めた物、ティッシュを極細に裂いた物を使用します。
巣材は食べ物と同じくらいにハムスターにとって重要です。
欲しがるだけ与えて、品切れしないように注意してください。
冬は暖かい巣材を繭の様にして、『地下型の巣箱』の寝室に暖かい寝床を作る【本能と習性】があります。人が冬布団で安眠・熟睡するのと同じです。
夏は涼しい寝床を作るのも人と同じです。

■関連・参考⇒ハムスターの巣材

■関連・参考⇒ハムスターを迎える準備をしましょう。



ステップ 2  ● ハムスターを迎えましょう。

迎え方はとても重要なので、良く理解して、迎えてあげてください。

≪ペットショップから迎える場合の例です≫
ハムスターの輸送
↑ ハムスターが入っています。 

ペットショップで購入すると、このように、小さな箱に入れてくれます。

ハムスターにとってこの箱の中は、最悪の環境です

何が何だかわからず、これから食べられてしまうかも知れないと、恐怖で一杯になっているかもしれません。
皆さんの優しい気持など知る由もありません。

なるべく動かないように、静かに丁寧に持ち帰ってあげましょう。
移動時の寒さ・暑さに気を付けてあげてください。
ハムスターの輸送
↑ 小箱の中のハムスター。家に到着しました。 

【掴まないでください・可愛がらないでください】

 ハムスターの迎え方には、ペットショップで購入する他に、知人などから譲ってもらう場合や、お子さんがもらってくる 場合などがあります。
いずれの場合でも、
迎え方で注意することは、この時点ではハムスターに関わらないことです。

【とっても重要です】
 迎えたばかりの時には、特にお子様が居る場合には、観たがるし触りたがります。
しかし、この時のハムスターはパニックの極致の状態です。
自分の運命がどうなるか?全く理解できていません。
そのうえ、50グラムにも満たないハムスターからは、小さなお子様でも、怪獣のように大きく見えます。
このときに関わると、お子様や飼い主のことを、こわい飼い主、脅威、と学習してしまう可能性が大きいです。
『怖い飼い主』と学習させてしまうと、ステップ6以降で仲良くなろうとするときに、仲良くなれない大 きな原因を作ってしまうことになります。

飼い主の優しさをすぐに受け入れることが出来る子犬や子猫とは全く違うことを知ってあげてください。

ここで、参考にしていただける項目は、

■関連・参考⇒ハムスターの気持ち

■関連・参考⇒関わらないっどういうことですか?

■関連・参考⇒ハムスターの性質




ステップ  3 ●『地下型の巣箱』を与えましょう。
(迎えた当日)

※今まで飼っていたハムスターに、初めて『地下型の巣箱』を与える場合も、同じで良いです。 準備しておいた飼育セットの飼育ケースの巣穴に、速やかに入れてあげましょう。

 【『地下型の巣箱』の与え方】

 ハムスターが入った小箱の口を開けて、ハムスターが巣穴にいつでも逃げ込めるように、箱の口を巣穴に向けて、巣穴の すぐ近くに置いてください。
しばらく、そのままにしておきます。
※今まで飼育しているハムスターの場合は、そのまま手で巣穴に入れてあげれば良いです。

しばらくして、ハムスターが巣穴に入ったら(小箱が空になっていたら)小箱を撤去します。
巣穴に入るまでの時間は数分の場合もあるし、1時間ほどかかる場合もあります。人が近くにいる間は、警戒して小箱から出ない場合もあります。

迎えられた環境を、ハムスター自身が納得して受け入れる為の重要なステップです。


【地下の環境】の安全確認行動

『地下型の巣箱』の中に入ったハムスターはすぐに、中が安全であることを確認します。

【地上の環境】の安全確認行動

人が寝静まると、または人気が無くなると、巣穴から出てきて【地上の環境】を調べる行動を起こします。

●確認1. 【地上の環境】に脅威が無いこと。

●確認2. 食べ物が豊富にあること。

●確認3. 巣材が必要なだけ十分にあること。

自分が生きていくための必要な条件『家』『安全』『食べ物』『巣材』が揃っていることを確認したハムスターは、やっと落ち付くことができます。



ステップ8までは引き続き、ハムスターには関わらないでください。



ステップ 4  ● 家作りに専念させてあげましょう。(当日~5日目)

環境を納得して受け入れたハムスターには、家作りの【本能と習性】が急激に沸き上がります。

【本能と習性】によって一心不乱で家作りに励むハムスターの行動が観察されます。

このときの飼い主の関わりは百害有っても一利もありません。
家作りに専念させてあげましょう。

家作りに専念しながら、警戒心の強いハムスターは、巣穴の外に脅威が無いかどうか、自分を狙って食べる敵がいないかどうかを探っています。
飼い主がキツネのように脅威であるかどうかを学習するのはこの時期です。
飼い主のことを、羊のように自分を食べることはない、自分と共存できる と学習させてあげられる時がこの時期です。
賢くて学習能力が高いハムスターは、テレビの音や話し声や掃除機の騒音が危険でないことをすぐに学習します。

■関連・参考⇒ハムスターと生活音

この時期に、飼い主がやってあげることは、食べ物の補給と、巣材の補給だけです。
特に巣材が品切れにならないようにしてください。
引き続き、ハムスターにはかかわらないでください。



ステップ 5  ● 『巣穴の三大習性』の行動が実現出来たことを確認しましょう。(迎えて2日~5日目)

『地下型の巣箱』の中の観察を始めましょう。

『地下型の巣箱』の中の観察は、覗かれても危険なことは何もないということをハムスターに学習させることから始めます 。
学習能力の高いハムスターはすぐに、覗かれても平気になります。
まず、初めは『遮光布』の角っこをちょっとだけ、数秒めくって、中に光が入っても危険なことが起きないことをハムスタ ーに学習させます。それから徐々にめくる範囲と、めくる時間を増やしていきます。

■関連・参考⇒ハムスターの観察

そっと確認しましょう

確認1.寝室を決めて寝床を作って安眠・熟睡している。

確認2.貯蔵室を決めて食べ物の貯蔵を始めた。

確認3.トイレ室を決めてそこだけにオシッコをして他の部屋の清潔を保っている。

自然の営みである『巣穴の三大習性』の行動を実現することが出来たハムスターは、環境に満足して、健康に生き生きと生活するようになります。

この行動を実現させてあげられのが、この飼い方の最大の特長です。

■関連・参考⇒ハムスターの『巣穴の三大習性』

『巣穴の三大習性』はハムスターにとってとても重要な行動ですので、正しく理解していただく為に、また、初心者の方も『巣穴の三大習性』さえ理解できれば、ハムスターの理解が一気に深まりますので、以下に詳しくご案内いたします。

      



ステップ5の①  ●寝床を作ったことを確認しまょう。(迎えて2日~5日目)

寝床が出来た
↑ 寝床が出来ました。
巣穴を入って左2番目の部屋です。

 当初はトイレ候補室としておきましたが、寝室はどうやらとりあえずで、ここに落ち着きそうです。
 この写真を撮るために『遮光布』を全開にしましたが、この時期には、『光が入っても危険は無い』と言うことを学習するまでは、数秒間ちょっとめくるくらいから始めてください。

寝床が出来た
↑ 上の写真の寝床の拡大です。寝ていたハム君が起き出してしまいました。部屋の出口近くに顔が見えます。

 撮影のためとはいえ、ご機嫌斜めです。

≪『地下型の巣箱』ご愛用者からの報告例≫
2日目のウリ
↑ ウリ君の家作りの例です。順調にステップ5の①を通過した好例です。
 ウリ君のステップ5の①通過報告(拓美さん報告)

 『地下型の巣箱』をもらったハムスターは、真っ先に寝室を決めてそこに温かい寝床(冬季)を作って、安眠・熟睡します。
 既に貯蔵が右下に見えますので、ステップ5の②に差し掛かっている状態です。

安眠・熟睡できれば、ストレスも解消して、健康に育ちます。

●巣の形は季節によって異なります。冬季は上の写真のように、丸く温かい冬型の寝床を作ります。夏は、通気の良いふんわりした寝床を作ります。



ステップ5の②  ● 貯蔵室を決めたことを確認しましょう。(迎えて2日~5日目)


ハムスターの貯蔵
↑ 貯蔵行動が確認できました。

 貯蔵量の目安はおよそ4~5日分以上です。
貯蔵しているのはヒマワリの種が中心です。からが沢山有るので、、ここで食事もしています。

ステップ5の②の貯蔵行動が確認出来ました。 ≪知っておきましょう≫

ハムスターは、頬袋を持っています。
遠くで見つけた食べ物を、頬袋に詰め込んで、大量に持ち帰ることができます。
ハムスターは、ネズミの仲間ですので、食いだめが出来ません。
食べ物が切れると餓死してしまいます。
冬眠しないハムスターは、冬に食料が乏しい季節に餓死しないように、大量の食べ物を貯蔵する本能と習性があります。貯蔵品は人間で例えれば貯金通帳の残高の様なモノです。
 貯蔵している食べ物が多ければ安心します。
少なければストレスになります。
人間と同じです。

 この貯蔵行動は、本能と習性によるものですから、貯蔵できなければ大きなストレスを抱えることになります。

初期の段階では、食べ物を寝室の寝床の下に貯蔵するハムスターもいます。
外の何かを警戒して隠している行動です。





ステップ5の③   ● トイレ室を決めたことを確認しましょう。(迎えて2日~5日目)


トイレ
↑ トイレ室が決まりました。

 この写真は、ちょうど、トイレ中(オシッコ中)の珍しい写真です。

 トイレ室が決まりました。
しかし、トイレ候補室ではない、大部屋の貯蔵スペースの反対側をトイレ室に決めました。
トイレ無対策の部屋ですので、持ち込んだ巣材がオシッコで変色しています。

【ワンポイントアドバイス】

ここで、トイレ対策を失敗した!!と勘違いして、いろいろやってしまう方がいらっしゃいますが、あわてなくて良いです。

 トイレ候補室をトイレにしないで、無対策の部屋をトイレ室に決めたことは、失敗ではありません。
『トイレ室を決めて、そこにだけオシッコをして、他の部屋の清潔を保つ』という≪巣穴の三大習性≫の一つの行動を完成させたのですから、成功と考えて良いです。
ハムスターは本能と習性を発揮して、一生懸命考えて行動しているのです。 他の部屋が清潔なことは、写真が証明しています。

さらに詳しくは、
≪研究報告≫ハムスターの『巣穴の三大習性』をご覧ください。 これで、ステップ5通過とします。


≪ステップ5 の見極めポイント≫

≪巣穴の三大習性≫の見極め
↑ ステップ5『巣穴の三大習性』の行動の実現
の見極めはこのような状態です。
≪巣穴の三大習性≫の見極め
↑ 上の写真の寝室拡大です。警戒ゼロで安眠・熟睡しています。
まだ幼いハムスターの寝姿が可愛いです。
 ハムスターは誰にも教えてもらわずに、『巣穴の三大習性』の行動をして自分の家を持ちます。
 まだトイレ室が不安定ですが、ハムスターの様子を観察すると、『遮光布』を全開にしても、安心して熟睡しています。

 自然界の巣穴に似た機能の自分の家を持ったハムスターはストレスが無くなり、健康に育ちます。
 そして、心に余 裕ができるので、飼い主に好奇心を向けるようになります。

①『地下型の巣箱』の中で≪巣穴の三大習性≫の行動が出来ていること。

②『遮光布』をめくって観察してもハムスターが警戒しなくなったこと(全開でなくて良いです)

この二つをステップ5通過の見極めの目安にしてください。

ステップ6に続く

●迷った時の相談窓口