【 間違った飼育方法 】
≪昔間違えた≫
自然界の巣穴=【ハムスターの家】は、【寝室】や【貯蔵室】や【トイレ室】など複数の部屋のある地下の巣穴で
あることは皆さんもご存知のことです。
それなのに、
リスか小鳥用の巣に似たものを、【ハムスターの家】と称して与えています。
いつ?誰が?『【ハムスターの家】はこういう形だ!!』
と
決めてしまったのでしょうか?
明らかに間違った形が【ハムスターの家】に決まってしまい、
この家を使って飼育するのがハムスターの正しい飼い方となってしまったのには、
理由があるはずです。
いったい、いつどこで間違ってしまったのでしょうか?
このような、形や、飼育方法が延々と30年以上も伝承されてきたわけですが、
そろそろ、ハムスターたちの
『この家はちがうヨ!!』
という叫びを聞いてあげなければ可愛そうです。
このことを問題提起したところ、
以下のような【実験動物説】情報を頂きました。
お断り:
ここでは実験動物とペットでは飼育の目的と方法が『異なる』
ということに着目しているのであって、実験動物の意義を論じる場ではありません。
【 実験動物説の真相 】
頂いた【実験動物説】は、『今一般に行われているハムスターの飼い方の原型は、
ハムスターの実験動物時代の飼い方を参考にしたものらしい』というものです。
もしやと思っていた私としては、思い当たる情報でした。
【実験動物説】から得た推論は以下の通りです、
(1)1960年代の後半になるのでしょうか、ハムスターは、もともと実験動物として輸入された。
(2)そのかわいらしさから、ペットとして家庭で飼われるようになった。
(3)そのとき、【ハムスターの家】として唯一参考になったのが、実験動物として使っていた単箱式の巣箱であり、
これが【ハムスターの家】の原型になった。
という推論です。
1960年代当時、専門家以外には『ねずみの仲間』程度にしか知られていなかった
未知の動物であったハムスターの飼い方が、唯一飼育されていた実験動物の飼い方に習ったことは、
当然の成り行きだったことでしょう。
また、その後、ハムスターの専門医として著名な獣医さんから
『経緯はわかりませんが、ハムスタ−が飼われ始めたころはハムスタ−用のケ−ジはなく、
リスや鳥のものを代用して飼育していた。』との情報をお寄せいただきました。
以上のことから、【ハムスターの家】の形が【単箱式の巣箱】になってしまった理由が推測できるようになりました。
しかし、それから30年以上が経って、ハムスターがどんな【家=巣】で生活をしている動物かを今や誰もが
よく知っているのに、どうして、ハムスターの家の形と飼育方法だけが30年前のまま改善されないのでしょうか?
その理由を推測すると、
(1)『昔の飼い方』の道具と方法が、間違えたまま『聞き伝え』によって伝わり、それが飼育書やホームページで、
急速に広まり定着してしまった。
(2)メーカーの飼育用品もこの『昔の飼い方』に沿って、【ハムスターの家】を開発し販売した。
(3)動物学者などの専門家による『正しい飼い方』の研究がなかった、
あるいは、あったとしても取り入れられなかった。
(4)ハムスターを飼う人も、これらの飼育書やホームページに倣って飼育している。
という四つの主な理由で、『昔の飼い方』の道具と方法が、今日まで改善の機会を逸したまま
『伝承』されつづけて広まり、定着したのだ、と思われます。
【様々な試み】
しかしこれまで、ハムスターの習性を配慮した改良巣箱を企画したメーカーもありますし、
ハムスターの習性に合わせた飼育方法を実際に試みた方、
試みている方が沢山いらっしゃるはずですが、
『昔の飼い方』の改善につながるような結果を出すには至らなかったようです。
以上のことから。
リス・小鳥の巣箱でも飼えるじゃないか、、が、、単箱の【ハムスターの家】になってしまったという、
単箱の【ハムスターの家】の形状の疑問が解けます。
約30年前はハムスターの生態が分からなかったのだから仕方が無いとしても、
今は、ハムスターには複数の部屋が必要なことは誰もが知っています。
本来、@【寝室】で熟睡する。A【トイレ室】で巣の中を清潔に保つ。B【貯蔵室】に食料を貯蔵して安心する。
という少なくとも三つの部屋を上手に使い分けて生活する習性を持ったハムスターにとって、
人が勝手に思い込んでいる単箱の【ハムスターの家】で一生を過ごさなければならないハムスターのストレスはとても大きいハズです。
ストレスで体調を壊すのは人だけではありません。ストレスは小さなハムスターを病気にします。
私が『地下型の巣箱』を作ったのは、ハムスターに病気が多いことがきっかけでした。
『地下型の巣箱』で生活する私のハムスター達は活き活きと健康になりました。
そして、思いもかけなかったことが起きました、それは、『地下型の巣箱』で生活するハムスターが人にとても良く馴れるようになったことです。
『地下型の巣箱』をきっかけに、ハムスターとのすばらしい世界が始まりました。
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