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ハムスターの肥満‐1‐

理想の体重を盲信してしまう危険

≪研究報告≫
それでも肥満が心配も併せてご覧ください。
  
  
   
         

【例えば】
 健康なハムスターの体重を40グラムとして、皆さんのハムスターがもし60グラムだった場合に「肥満だ!!」と心配するのは、、、それは早計です。 ということを、ここでお伝えしています。
【さらに】
 40グラムを目安にダイエットを試みるのは、ハムスターにとって大きなストレスになり、そもそもダイエットはとても危険な場合があることを、ここでお伝えしています。末尾の※注@に補足があります

 ただし、ここでご案内する対象は、『地下型の巣箱』方式で飼育している皆様と、ハムスターに限ってのご案内であること予めおことわりしておきます。末尾の※注Aに補足があります






肥満が起きないのが『地下型の巣箱』方式の特徴です。

 ハムスターの飼い方で、栄養価の高い「ヒマワリの種」などを与え過ぎないように注意・アドバイスしているサイトは実に沢山あります。
 
 『地下型の巣箱』方式に関心をお寄せいただいた皆様が、そのようなサイトをご覧になれば、肥満を心配されるのは当然です。

 しかし、『地下型の巣箱』方式は肥満を起こさせないで健康に育てることができる飼育方法ですから、肥満は起きません。 では、「ヒマワリの種」を制限するサイトの飼い方・考え方と、『地下型の巣箱』方式の考え方は、何が違うのでしょうか?

このページが、
『地下型の巣箱』ご愛用の皆様の、不安を解消します。






●【理想の体重】に疑問?科学的な根拠が乏しい。
●【平均値に頼って取る飼い主の行動が、ハムスターにストレスを与えます】

 飼育研究の結果、ハムスターの体重について、以下重要な4点がわかってきました。

@ 健康なハムスターの体重は季節によって大きく変動することがわかってきました。
A 成長に伴って体重が大きく変動することがわかってきました。
B ハムスターの大きさ(体重)には個体差があることがわかってきました。
C 平均体重は年と共に緩やかに変化します。ゴールデンの場合には、交配による小型化の傾向があるのがわかってきました。

最低でもサンプル数100例の平均値でさらに正確なご案内をしたいと考えております。
『地下型の巣箱』で飼育中のハムスターの1ヶ月毎の体重測定結果の提供のご協力をお願いいたします。
提供先 ⇒ 『地下型の巣箱』入澤二郎

@〜Cを簡潔に説明いたします。

@ 健康なハムスターの体重は季節によって大きく変動することがわかってきました。
 春の後半から夏前半の期間は体重が減ってきます。
 夏後半から秋にかけて体重が増える傾向にあります。
【例】5月に40グラム、11月に60グラムなど。
A 成長に伴って大きく変動することがわかってきました。
 青年期(生後3ヶ月〜)が最も体重が増える傾向が見られます。
その後成熟期以降減る傾向にあります。 B ハムスターの大きさには個体差があることがわかってきました。
 40グラムに満たない健康なハムスターもいる一方、60グラムを超える健康なハムスターもいます。
 大きなハムスターの親から大きな子が生まれる傾向が観察できます。
C 平均体重は年と共に緩やかに変化します。ゴールデンの場合には、交配による小型化の傾向があるのがわかってきました。  管理人入澤が飼育を始めた1990年代のゴールデンハムスターの体重は150グラムから200グラム位が普通でした。
ところが近年はペットショップで150グラム、100グラム級のゴールデン系のハムスターを観るようになりました。
飼い易い小型の方が好まれる傾向にあるそうです。
繁殖業者による大きさのコントロールが行われている用です。



 60グラム級のジャンガリアンが『地下型の巣箱』で元気に暮らしているというご報告がBBSに投稿されたときに、肥満を心配する方や、飼い方についての心配や批判に近い内容のメールをいただきました。
 頂いたメールの主旨は、肥満の心配です。

 旧来の飼い方で、食べ物を制限することを勧めているサイトは、60グラムのハムスターを異常と判断します。そして平均値に近づけるべき食事制限をします。

 一方『地下型の巣箱』方式で飼育している方は、60グラムのハムスターを健康だと認めます。
したがって食事制限などは行いません。
 ある体重(一般的には平均値?)を拠り所にして肥満を心配する方たちの、ハム君に対しての、【とても危険な勘違い】がここにあります。

危険!!その@
それは、
●体重だけにしか着目していない危険です。

 体重だけを目安にしたら、体重が軽いハムスターも、重いハムスターも不健康と言うことになってしまいます。
何が危険か
 このとき飼い主が取る行動がハムスターを危険にさらします。

【例を挙げます】

   飼い主が45グラムが良いと思い込んだ体重を拠り所にして、50グラムのハム君を肥満だと判断したとします。
 もし、50グラムで健康なハム君だったら、、、、
食事制限をしたら、必要な量を食べることが出来ない上に、欲しい食べ物を食べることができないストレスが発生してしまいます。
 ハムスターにとって、特に食べ物のストレスは健康を蝕むとても大きな原因になります。

 このことにはもう一つ重要な問題が生じます。
飼い主にも心配(余計な心配)というストレスが発生することです。

そして、もう一つの危険があります

危険!!そのA
●理想の体重に根拠がないことです。

 そもそもハムスターの平均体重とは、様々な重さのハムスターの体重を合算して匹数で割ったものですから、平均より重いハムスターや軽いハムスターが居ることの方が自然なのです。

 『地下型の巣箱』入澤は、技術的かつ科学的な仕事をしていますので、根拠のない数値をそのまま信じることはしません。
 ジャンガリアンの体重は40グラムと書いてあるサイトがあった場合、その方が何を根拠にした40グラムなのか?を明記してあることを求めます。
 しかし、残念ながら、科学的な根拠を提示しているサイトは見当たりません。
 なぜでしょうか?
その答えは簡単です。
科学的データに基づいたハムスターの体重のデータが存在しないからです。
 科学的とはどういうことかと言うと、例えば、ジャンガリアンが棲息している土地でハムスターを捕まえて体重を測る。これを必要なサンプル量を採取して平均値を出したものを言います。サンプルは出来れば100匹、それに満たなければ、サンプル数を明示します。その時の季節条件や計測した場所日時、そして計測した組織または責任者が明記されていることは言うまでもありません。平均するほどにサンプルが取れないなら、何グラムと何グラムのハムスターが居たというような報告にすれば良いのです。

 自然界で無くても、実験動物として飼われている組織などで、生後何か月のハムスターを計測して最低体重△△グラム、最高体重□□グラム、平均体重○○グラムというデータが公表されていれば、それが科学的と言うものです。もちろんその場合は、どの様な育て方、食べ物の与え方をしたかなどの飼育環境の説明が必要ですし、データの採取者が明記されていることはいうまでもありません。

   科学的なデータの例をご案内いたします。
文部科学省の学校保健統計調査・運動能力調査による日本人の12歳(中学1年生)の男女の平均体重です。
男   体重43.9キログラム
女   体重43.7キログラム
この数値は、公的な機関のデータですので信じることができます。

 残念ながら、ハムスターの体重には、このような科学的なつまり信頼出来るデータは無いというのが実際のところです。

  堅い話になってしまいましたが、実はこれらのことがハムスターにとってとても大切なことなのです。

 体重が平均より重いから与える食べ物の量と質を制限するという行為が、いかに危険であるかと言うことです。

 いったい、12歳の平均体重を信じて、平均値よりおよそ6キログラム多い50キログラムの12歳(中学1年生)の子の親が、43キログラムを目指して食事制限をしますでしょうか?

 

 ハムスターの場合なおさらです。
 平均体重そのものが信頼性が無いのに、体重があるからと言って、体重だけを目安にして、肥満と決めつけて、食べ物の量を減らすということを勧めているのが、旧来の飼い方「ヒマワリの種」制限のサイトの考え方です。
この様に、何gであるべきと言う【数値】を、飼い主が決めることに危険があります 心身ともに健康なハムスターの食べ方と、ペット化した犬や猫の食べ方とは、根本的に違います。

【念のためにもう一つ例を挙げます】

 仮にジャンガリアンハムスターの体重を40グラムだと書いてあるサイトがあったとします。
 40グラムが平均と言うことですから、45グラムもあれは゛35グラムもあるということです。『地下型の巣箱』入澤二郎の飼育実績では68グラムがあります。この様に、個々のハムスターの体重にはバラツキつまり正常なバラツキがあっての平均値だということです。
 40グラムより重いから、食べ物を制限して40グラムを目指すという飼い主の行為がどれだけハムスターにとって危険か、50キログラムの中学1年生を例にとるまでもないことです。

体重だけで判断することがとても危険なのは、ハムスターも中学生も一緒です。
しかし、中学生の場合は、併せて平均身長のデータ
男 身長152.3センチ
女 身長151.8センチ
がありますから、
 身長と比較して痩せているとか太っているとか判断することができます。

 しかし、ハムスターは体重は測れても身長を測るのは難しいし、なおさら信頼できるデータがありません。

他のペットはどうでしょうか?
 例えば体毛がふさふさして大きさに個体差があることで知られる秋田犬では30キログラム以下の秋田犬も50キログラム以上の秋田犬も居ます。皆正常で健康です。
 体重だけで肥満度はわかりません。
肥満度は、体重だけでなく、獣医さんは骨格の大きさで判断します。
 骨格が太く大きい場合は、体重が重くても肥満ではないのは明らかです。
こんなことは当たり前のことです。
 また、体毛が少なくて体型が診ればわかる犬の場合は、腰のくびれ具合や、あばら骨の出方などから肥満度を判断します。

食べ物を制限されたハムスターにとっての危険

 体重だけで肥満と判断されて、食べ物を制限されているハムスターは、自分が生きていくための量(種類も)ともに必要十分な食べ物が、この飼育環境にはないという判断をします。

 このハムスターの次にとる行動は極めて直接的です。

 食べ物の豊富なところに行こうとします。

 脱走です。

 脱走が叶わなければ、

 ストレスが鬱積します。

 食べ物に関わるストレスは生き物にとってとても大きな危機要因になります。

 鬱積したストレスが心身を蝕みます。

 ストレス食いの肥満になったり、飼い主を血が出るほど噛むのは、このようなストレスに晒されたハムスターに見られる行動です。
 『地下型の巣箱』方式は、ハムスターにこの様なストレスを起こさせない飼い方です。

科学的なデータ・根拠について、
『地下型の巣箱』方式で育ったハムスターは、体重が重くても逞しく健康であるという医学的根拠はありません。
 従いまして、逞しく健康と言うのは、推測であって、病気をせずにおよそ2年間生きていることを、健康であるとしています。

それでも肥満が心配もご覧ください。


【おことわり・ご注意いただきたいこと】
※注@

 食べ物の量・種類を制限するダイエットの方法は、ハムスターにとても大きなストレスを生じさせる危険があります。
 人の場合でも、自分の意志によるダイエットなら別ですが、他人に強制されるダイエットであれば、とてもつらく大きなストレスになります。
 ハムスターにとって、飼い主が強いるダイエットは人間以上に大きなストレスになるのは容易に想像できます。
ハムスターは食べ物を貯蔵する動物です。ペット化された犬や猫とは違います。


※注A
 管理者はハムスターを肥満で病気にした経験がありません。
 肥満が起きる、起きた、というサイトが多く見られますが、これらのサイトは旧来の飼い方をしている方によるものではないかと推測いたします。
 推測の根拠は、特に「ヒマワリの種」を制限しないと肥満になると、注意をしていることから、旧来の飼い方では実際に肥満が起きるのだろうと推測いたします。

 従いまして、この『地下型の巣箱』方式で皆様にご案内している、食べ物を貯蔵させる飼育方法は、『地下型の巣箱』方式で飼育しているハムスターに限るということをご理解いただきたくお願い申し上げます。
 『地下型の巣箱』方式はハムスターがもともと持っている【必要なものを必要なだけ食べる】という【本能と習性】を十分に働かせてあげる飼育方法を特徴にしております。



◎ このサイトの責任者は、『地下型の巣箱』入澤二郎です。

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