ハムスターの飼い方、地下型の巣箱方式 中 ステップ4と5

ハムスターの飼い方 地下型の巣箱式 中
このページは 前半 中 後半 の中です。【今のハムスターの心の状態】
ハムスターはステップ3で地下型の巣箱をもらって、家作りの【本能と習性】が一気に覚醒しました。地下型の巣箱の効果で、一心不乱に家作りに専念する【本能と習性】に突き動かされた行動が観察されるのがこのステップ4です。
ハムスターの飼い方 中 目次
- ステップ 4 ● 家作りに専念させてあげましょう。(当日~5日目)
ステップ 6 につづく
● 困った時の質問窓口

健康にそして仲良く。
この飼い方の主旨は、 ハムスターの飼い方の研究報告でご案内しています。
ステップ4 ● 家作りに専念させてあげましょう。
(当日~5日目)≪とても重要≫ ⇒ ハムスターにはいっさい関わらないでください。
● やってあげることは、ハムスターが必要とする巣材ををたっぷりと与えることです。品切れさせない様に注意しましょう。● やってあげるもう一つは、食べ物を豊富に置いてあげることです。
このことは、旧来の飼い方には無いことですが、『自分がこれから家を築く縄張りには、生きていくための食べ物が豊富にある』ということを認識させて、食べ物の不安を解消させて安心させる大きな効果があります。
なお、これによる肥満の心配はありません。
警戒心の強いハムスターは、家作りに専念しながら、巣穴の外に脅威が無いかどうか、自分を狙って食べる敵がいないかどうかを探っています。
外にいる動物(皆さんのこと)が自分を食べるキツネのように危険な動物なのか?それとも、安全なヒツジのような動物なのかを学習するのはこの時期です。
このときの皆さんの関わりは百害有っても一利もありません。
≪参考にしていただける、この項の参照ページ≫
■関連・参考⇒関わらないっどういうことですか?
■関連・参考⇒ハムスターと生活音
※観察のワンポイント
観察は、オオカミの目と、ヒツジの目の違いがあります。
ジッと見つめれば、その目は、獲物を狙うキツネノの様に感じられます。視線を感じたハムスターは狙われていると思って突然巣穴に逃げ込むことがあります。
「君のことなんか気にしていないヨ」というヒツジの目のような観察が出来ると良いです。
ステップ10以降に仲良くなってしまえば、ジッと見つめても、もちろん平気になります。
ステップ5 ● 『巣穴の三大習性』の行動が実現出来たことを確認しましょう。
(迎えて2日~5日目)地下型の巣箱の中の観察を始めましょう。
●初めは『遮光布』の角っこをちょっとだけ、数秒めくって、中に光が入っても危険なことが何も起きないことをハムスターに学習させます。●これを一日に数回続けると、学習したハムスターが気にしなくなります。
●徐々にめくる範囲と、めくる時間を増やしていきます。
詳しくは、ハムスターの観察をご覧ください。 【ハムスターが学習する大切なこと】
この時期に、『地下型の巣箱』の中は、光が入っても、覗かれても危険なことは何もないということをハムスターが学習します。
そして、学習能力の高いハムスターはすぐに、覗かれても平気になります。
そっと確認しましょう
確認1.寝室を決めて寝床を作って安眠・熟睡している。確認2.貯蔵室を決めて食べ物の貯蔵を始めた。
確認3.トイレ室を決めてそこだけにオシッコをして他の部屋の清潔を保っている。
自然の営みである『巣穴の三大習性』の行動を実現することが出来たハムスターの心には、次第に余裕が出来てきます。
この行動を実現させてあげられる様に設計してあるのが地下型の巣箱です。ハムスターが【本能と習性】のままにこうどうしますので、皆さんが手伝うことは一切ありません。これが、この飼い方の最大の特長です。
■関連・参考⇒ハムスターの『巣穴の三大習性』
■関連・参考⇒ハムスターの観察をご覧ください。
『巣穴の三大習性』はハムスターにとってとても重要な行動ですので、正しく理解していただく為に、また、ハムスター初心者の方も『巣穴の三大習性』さえ理解できれば、ハムスターの理解が一気に深まりますので、以下に詳しくご案内いたします。
- ステップ5の① ●寝床を作ったことを確認しましょう。 (迎えて2日~5日目)
- ステップ5の② ●貯蔵室を決めたことを確認しましょう。 (迎えて2日~5日目)
- ステップ5の③ ●トイレ室を決めたことを確認しましょう。 (迎えて2日~5日目)
ステップ5の① ●寝床を作ったことを確認しまょう。(迎えて2日~5日目)

↑ 3日目です。寝床が出来ました。
巣穴を入って左2番目の部屋です。
トイレ候補室として『砂っ固』を入れて置いた部屋に寝床を作り始めました。寝室はどうやらとりあえずで、ここに落ち着きそうです。
この写真を撮るために『遮光布』を全開にしましたが、この時期には、『光が入っても危険は無い』と言うことを学習するまでは、数秒間ちょっとめくるくらいから始めてください。
写真では寝ていたハムスターが起きだして、部屋の出口に向かっているところで、『遮光布』を被せました。

↑ 上の写真の寝床の拡大です。寝ていたハム君が起き出して、部屋の出口近くに顔が見えます。
撮影のためとはいえ、ご機嫌斜めです。
ステップ5の② ● 貯蔵室を決めたことを確認しましょう。(迎えて2日~5日目)

↑ 貯蔵行動が始まっています。
貯蔵しているのはヒマワリの種が中心です。からが沢山有るので、、ここで食事もしています。
ステップ5の②の貯蔵行動が確認出来ました。
貯蔵した食べ物の上を巣材のティッシュで覆っていることから、まだ多少警戒していることが解ります。
≪豆知識≫
ハムスターは、頬袋を持っています。
遠くで見つけた食べ物を、頬袋に詰め込んで、大量に持ち帰ることができます。
ハムスターは、ネズミの仲間ですので、食いだめが出来ません。
数時間ごとに食事をする必要があります。
寝ていてもお腹が空けば起きて食事をしている音が中から聞こえます。
食べ物が切れると餓死してしまいます。
冬眠しないハムスターは、冬に食料が乏しい季節に餓死しないように、大量の食べ物を貯蔵する本能と習性があります。貯蔵品は人間で例えれば貯金通帳の残高の様なモノです。
貯蔵している食べ物が多ければ安心します。
少なければストレスになります。
人間と同じです。
この貯蔵行動は、本能と習性によるものですから、貯蔵できなければ大きなストレスを抱えることになります。
初期の段階では、食べ物を寝室の寝床の下に隠して貯蔵するハムスターもいます。
外の何かを警戒して隠している行動です。
ステップ5の③ ● トイレ室を決めたことを確認しましょう。(迎えて2日~5日目)

↑ トイレ室が決まりました。
この写真は、ちょうど、トイレ中(オシッコ中)の珍しい写真です。
奥の大部屋の入って右の隅をトイレ室に決めました。
持ち込んだ巣材がオシッコで変色しているのでわかります。
【ワンポイントアドバイス】
『トイレ室を決めて、そこにだけオシッコをして、他の部屋の清潔を保つ』という≪巣穴の三大習性≫の一つの行動が完成しました。他の部屋が清潔なことは、写真が証明しています。
≪豆知識≫
この状態でハムスターはとても落ち着きます。
しかし、良く観察すると、寝室・貯蔵室・トイレ室ともに巣穴から遠い部屋を使用しているのが分かります。
これは、巣穴の外が安全であることを学習する前の行動です。
更に落ち着いて、巣穴の外に脅威が無いことを学習すると、巣穴に近い部屋も使う模様替えが始まります。『地下型の巣箱』が5室有るのは、この行動のためです。

↑ この写真は、地下型の巣箱ご愛用者からの報告例です。『地下型の巣箱』をもらって二日目のウリ君の家作りの例です。
順調にステップ5の①②③を通過しています。(拓美さん報告)
『地下型の巣箱』をもらったハムスターは、真っ先に寝室を決めてそこに温かい寝床を作って、安眠・熟睡します。
既に貯蔵が右下に見えますので、ステップ5の②が確認できます。
トイレは上の真ん中の部屋にオシッコの跡がみえます。
さらに詳しくは、
≪研究報告≫ハムスターの『巣穴の三大習性』をご覧ください。 これで、ステップ5通過とします。
≪ステップ5 の見極めポイント≫

↑ ステップ5『巣穴の三大習性』の行動の実現
の見極めはこのような状態です。

↑ 上の写真の寝室拡大です。警戒ゼロで安眠・熟睡しています。
まだ幼いハムスターの寝姿が可愛いです。
ハムスターは誰にも教えてもらわずに、『巣穴の三大習性』の行動をして自分の家を持ちます。
トイレ室が下の真ん中の部屋に変わる途中です。スターの様子を観察すると、『遮光布』を全開にしても、安心して熟睡しています。
自然界の巣穴に似た機能の自分の家を持ったハムスターはストレスが無くなり、健康に育ちます。
そして、皆さんに好奇心を向ける、心に余裕が出来ます。
①『地下型の巣箱』の中で≪巣穴の三大習性≫の行動が出来ていること。
②『遮光布』をめくって観察してもハムスターが警戒しなくなったこと(全開でなくて良いです)
この二つをステップ5通過の見極めの目安にしてください。
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肥満や、カビが生える情報や、噛まれることを心配する方へ
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● この『地下型の巣箱』式の飼い方は、ハムスターを肥満にさせないで健康に生活させてあげることを最重要の課題にして、それを完成させた飼い方です。肥満にならない飼い方は、食べ物の与え方で、
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