ハムスターを迎える準備<br>     
   
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ハムスターを迎える準備をしましょう

ハムスターの新しい飼い方

ジャンガリアンなどのドワーフ(小型種)の例です。
『地下型の巣箱』方式



 
 
   

この飼い方はとても簡単なのですが、
飼育環境の準備はしっかりと整えてあげることが大切です。
ハムスターが喜ぶ環境を整えて迎えてあげることがこの飼い方の大きな特長です。

旧来の飼い方と大きく異なった部分が二つあります。
準備に入っていただくために、まずこの二つをご案内させていただきます。

旧来の飼い方との大きな違いその1
 飼育セットの形が違います。

違い@ 飼育セットが【地上の環境】と【地下の環境】の二つの部分に明確に分かれています。
違いA 飼育セットの床には巣穴があります。
違いB 巣穴の中にハムスターの家があります。
ハムスターの家は、小さな入り口と、細い通路と、その先に5つの部屋があることが旧来のハムスターの家と違います。
この@ABが旧来の飼育セットと形が違います。
説明図

 この方式は、自然界でやっているような家作り行動の【本能と習性】をハムスター自身に覚醒させることができます。
そして、誰にも教えてもらわないのに立派な家を作ります。



旧来の飼い方との大きな違いその2
 ハムスターへの接し方が旧来と違います。

違い@ 迎えたばかりのハムスターには一切かかわらないということが違います。家作りに専念させてあげます。
違いA コミュニケーションは家作りが出来てハムスターが安心してから始めます。
この@Aが旧来の接し方と大きく違います。詳しくはこちらをどうぞ

 この違いによって、ハムスターが飼い主を警戒の対象にしてしまうことを防止することができます。
飼い主と楽しくコミュニケーションを取るハムスターになります。
 もちろん血が出るほど噛みつくなどと言うことは起こりません。





↑ ≪飼育ケースの中の例です≫ここがハムスターにとっての【地上の環境】になります。中央左寄りに巣穴が見えます。


↑ ≪ハムスターの家をケースの下に置きます≫ 下にハムスターの家があります。自然界と同じように、巣穴から出入りできます。家の上には遮光布を被せますが、写真では、位置説明のために、めくってあります。

ここは、
ハムスターの飼い方のステップ1の事前準備を詳細にご案内をしております。

小学生に読んでもらえる飼い方を準備中です

準備@

 ハムスターの環境に必要なものを用意しましょう。



『地下型の巣箱』の推奨飼育セットの例でご案内いたします。


↑ 『推奨飼育セット』 

次のものをあらかじめ用意してください。
は『推奨飼育セット』に含まれています。

@ 『地下型の巣箱』ハムスターがここに家を作ります。
A 飼育ケース
B 回し車
C 水飲みボトル
D トイレ兼砂浴び器(砂浴び器でも良いです)
以上は『推奨飼育セット』に含まれています。
E 『砂っ固』 ●初期に使用する300グラムは付属しています。
F 床材用新聞紙
G 巣材(ティッシュとコットン)
H 遮光布※
I 食べ物(ミックスフード・ペレット・ヒマワリの種・キャベツなどの野菜)

※『遮光布』は『推奨飼育セット』には含まれていません。
『地下型の巣箱』の『透明な観察版』の上にかぶせる『遮光布』は、古いトレーナーなどの遮光効果のある厚手の布に巣穴の穴をあけてご使用ください。布が薄い場合は重ねて、『地下型の巣箱』の中を遮光してあげてください。
入手できない方にはあっせんいたします。



準備A

『地下型の巣箱』のトイレの準備をしましょう。




        ↓  


↑ このように山にしてあげればよいです。平らにならしても良いです。

   『砂っ固』の量の目安は、小部屋は約50グラム、奥の大部屋は約100グラムです。 
その他の場所には、全体に薄く撒いておきます。
【知識】 ハムスターはオシッコを、巣穴の奥の安全なところでする【本能と習性】があります。
この性質を利用して、奥の3部屋にあらかじめ『砂っ固』を入れておきます。



準備B

『透明な観察板』と『遮光布』を被せましょう。




        ↓


↑ 『透明な観察板』=アクリル板(『地下型の巣箱』に付属しています)でふたをして、上に『遮光布』を掛けてください。 





準備C

飼育ケースを載せましょう。



 飼育ケースの詳細はハムスターの飼育セット準備を参考にしてください。


↑ 飼育ケースを載せます。

巣穴と飼育ケースの穴を合わせてください。

※仕様変更のお知らせ。水飲みボトル位置が回し車と対面する側に移動しました。2014年11月以降。水ボトルと回し車を足掛かりにして、昇ってしまうハムスターが出現したための予防策です。
従いまして、水飲みボトルのホルダーは写真の位置と異なります。



準備D

飼育ケースに床材(新聞紙)を敷きましょう。




↑ 床材には新聞紙を使用しましょう。

新聞紙には巣穴の穴を開けてください。

【感動シーンについて】
 ハムスターが小さな巣穴を見つけて歓喜して巣穴に入り込むまでのシーンは、ここでは、ありません。
感動シーンは、ハムスターの飼い方 T  『仮の家』を使用する迎え方でみられます。



準備E

【地上の環境】を整えてあげましょう。




↑ これで出来上がりです。

@水ボトルをセットしましょう。
Aトイレ兼砂浴び器をセットしましょう。
B食べ物を入れてあげましょう。
C巣材を入れてあげましょう。

これでハムスターを迎える準備が出来ました。次は ハムスターの飼い方のステップ2のハムスターを迎えましょうに進んでください。

準備F

ハムスターを迎えてあげましょう。

一切関わらないで、すぐに巣穴に入れてあげてください。



ハムスターの迎え方は、

@これから迎えるハムスターなら、入ってきた小箱の入り口を開けて、巣穴のすぐそばに置きます。
巣穴に入ったら、すぐに小箱を撤去します。

A今まで飼育していたハムスターの場合は、
そのまま巣穴に手で誘導します。

Bハムスターに触れることができない状態なら、今まで使用していた家に入ったまま、巣穴の近くに置きます。自分で巣穴に入ったら、すぐに家を撤去します。

この時のハムスターは

@強く警戒しています。

Aほぼ一晩で、環境が危険でないことを学習します。

B『地下型の巣箱』を自分の家にするための家作りを開始します『巣穴の三大習性』の行動に専念します。

 この時に、やってあげること、

@食べ物と巣材が品切れにならないように、補給してあげましょう。
巣材がなくなるのは、食べ物が無くなるのと同じくらいに大きなストレスになりますので、特に冬季は、巣材の品切れは起こらないようにしてあげてください。ハムスターが必要なだけ持ち帰れるように、【地上の環境】にたっぷりと用意してあげてください。

Aハムスターが、家作りの【本能と習性】の力を100パーセント発揮できるように、そして、家作りに100パーセント専念できるように、手出しをせずに、優しく見守ってあげてください。
【最重要】  この間の手出しは無用というよりも、厳禁です。
ツバメの巣作りと同じように、ハムスターの巣作りも【本能と習性】によって行動します。
 飼い主が手出しすれば、ハムスターが飼い主を警戒してしまい、仲良くなるというゴールが遠くなります。
手出し無用の理由はハムスターに関わらないってどういうことですか?をご覧ください。

迎えるためのおすすめの時間帯は、夜です。
夜中に、静かになって、安心して家作りの活動ができる時間帯が良いです。

●周りが明るい。周りに人がいるなど、迎えたばかりのハムスターが、家作りに専念できない環境の場合は、初日だけ、毛布をかぶせるなど、飼育ケース全体を暗くしてあげてください。

●ここから、ハムスターの新しい飼い方ステップ6にお進みください。





≪ワンポイント≫

迎え方で失敗しないために!!

特にお子さんがいらっしゃる場合は、

Q&Aハムスターに関わらないってどういうことですか?

ハムスターの気持ちをあらかじめご覧ください。






≪旧来の飼い方との違い≫

●旧来の飼い方との違い@
 ハムスターが家作りをするための『地下型の巣箱』を用います。

 ハムスターが『地下型の巣箱』に、自然界の家と同じく、寝室・貯蔵室・トイレ室を作ります。

●旧来の飼い方との違いA
 ハムスターを迎えたら、かわいがるなどの関わりをせずに、すぐに『地下型の巣箱』を与えることです。

 ハムスターを迎えたら、まず、家作りをさせてあげます。
ハムスターの家は、ハムスターが『地下型の巣箱』の中に自分で作ります※1ので、飼い主の失敗はありません。
参考1⇒関わらないってどういうことですか?

●旧来の飼い方との違いB
 ハムスターが健康になり、飼い主と仲良くなります。

 自分の家を持ったハムスターは、とても健康になります。
 心身ともに健康なハムスターは賢く学習能力が高くなりますので、飼い主と楽しくコミュニケーションを取るようになります。

●旧来の飼い方との違いC
 ハムスターの飼育がとっても楽しくなります。


※1ハムスターの家作りは【本能と習性】によるものですから、すべてのハムスターが、自分一人でちゃんと作ります。





≪おことわり≫
 ここでご案内している『地下型の巣箱』は、
ジャンガリアンなどのドワーフ(小形種)専用です。
ゴールデンなどの大型種には使用できません。
ゴールデン等の大型種には自作をご案内しております。

成功ポイント

 家づくりに専念させてあげてください。

そうすれば、ハムスターはほんの数日でステップ10まで到達します。
 早ければ、一週間で飼い主とコミュニケーションをとろうとする行動が見られます。
 小型種の場合でしたら、トイレの対策はそのあとで十分間に合います。

トイレ対策をもっと詳しくお知りになりたい場合には、トイレ対策をご覧ください。

 ハムスターが家作りに専念したいときに、飼い主がかかわってしまうと、
飼い主を警戒して
●バリケードを作らなければならなくなったり、
●マーキングで警戒しなければならなくなって、
 ステップ10までの到達が遅れてしまいます。
しかも、飼い主を警戒するように学習してしまいますので、ステップ11以降のコミュニケーションがとりにくくなり、結果的にトイレ対策が遅くなって、ますますゴールが遠のいてしまいます。
 失敗する方の典型的なパターンです。

 

●これは、ハムスターの新しい飼い方ステップ6に続きます。

 

 

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