子供にハムスターのお世話をさせたいのですが、注意することは何ですか?
◎もともとお子さんは優しい気持ちでハムスターに接しますので、ハムスターとお子さんの間に、信頼関係が出来てしまえば、とても仲良くなることができるので、心配はありません。
肝心なのは、最初の出会いです。
ペットショップで買ってきた、あるいはもらってきた時、迎えたばかりの時のハムスターは、とても気が立っています。
知らないところに連れてこられて、
・不安
・怯え
・恐怖
・警戒などで、
心がいっぱいいっぱいで、お子さんの優しい気持ちを感じる余裕は全くありません。
このことはハムスターの気持ちで詳しくご案内しておりますが、 このハムスターの気持ちを、お子さんによく説明してあげてください。
迎えて一週間は、手に取ったり、撫でるなど、直接関わることを我慢させてください。
この件については、Q&Aハムスターに関わらないって、どういうことですかを新設しましたので、参考にしてください。
それでもお子さんは我慢できなくて手に取ったり、撫でるなどしてしまうことがあり、時には噛まれることさえありますので、それを防ぐためにも、次のような説明をしてあげると納得してくれると思います。
怯えているハムスターから見たら、お子さんがどのように見えるか?です。
例えばですが、
お子さんが、知らないところに連れて行かれて、目の前に突然大きなゾウが表れて鼻で撫でられたらビックリするし、お子さんはきっと怖がるでしょう。
なぜ怖いか? 大きいからです。
ゾウは1トン、お子さんは20キログラムだとしたら、お子さんの50倍も大きいからです。
ゾウとお子さんは50倍ですが、お子さんとハムスターはどうでしょうか?
ハムスターは40グラムくらいですから、ハムスターから見たお子さんは500倍も大きな恐竜のように見えているかもしれません。
お子さんは自分の大きさを意識していませんので、小さなハムスターに優しい気持ちだけで不用意に近づいてしまいます。するとハムスターはお子さんのことをとても怖がってしまいます。
なお、悪いことに、ハムスターはとても賢く学習能力が高いために、その時の悪いイメージでお子さんを記憶してしまう場合があります。
なかなか忘れてくれないので、仲良くなるのに長い時間がかかってしまうことになります。
≪重要なこと≫
ハムスターがすっかり落ち着くまで、目安は『巣穴の三大習性』の行動が確認できるまで、『地下型の巣箱』の家の中で安心して暮らせることを自覚した時まで、ハムスターには触らないようにするのが、仲良くなる一番の近道です。
※このことは、お子さんだけでなく、ハムスターを初めて飼う大人にも当てはまりますので、参考にしていただけます。
≪対象のハムスターと回答者≫
● ここは、『地下型の巣箱』方式で飼育しているハムスターを対象にしております。 ※『地下型の巣箱』に住んでいないハムスターには該当しない場合がありますので、ご注意いただきたくお願い申し上げます。
● このQ&Aは、『地下型の巣箱』入澤二郎が責任を持って回答しております。
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