『地下型の巣箱』の作り方その2 紙で作る
≪紙製は、『仮の家』の延長です≫
※紙製は、かじられたり汚れたりして長持ちしない欠点があります。
※紙製は、木で作るまでの間の簡易な『地下型の巣箱』としていただければ幸いです。
しかし、廉価に作れて、ハムスターが大喜びするのを見ることができる魅力があります。
『地下型の巣箱』の効果を実感していただけます。
ストレスを強く受けているハムスターの緊急対策としてご利用いただけます。
≪牛乳パックで『地下型の巣箱』を作る≫
ここでは牛乳パックを使った5室の『地下型の巣箱』の作り方をご紹介します。
【材料】
牛乳パック 4個
プラスチックまたはガラス板 1枚 290o×210o×(厚さ2o程度)
接着剤・新聞紙。
【道具】
はさみ・カッター・定規・油性ペン・ホッチキス・コンパス
【ご注意】
でき上がった『地下型の巣箱』はゲージの底に置きます。
したがって、底の広さが330o×210o以上あるゲージに使用するサイズになります。
また、牛乳パックの寸法の奥行きが70oと小さめなので、
太目のハム君にはチョット窮屈で気の毒です。
部屋外枠を作る
牛乳パックを図のように55oの高さに切ります。
完成したときに、上部の『透明な観察板』との間に
隙間ができないように、55oの高さは、できるだけ正確に切りそろえてください。
このとき、箱のつなぎ目の無いところを切り取ったほうが良いです。
切り取った方も2個分使用します。
同じものを三つ作る
55oの高さに切り揃えた牛乳パックを3個作ります。
部屋の仕切りを作る
切り取った残りを使って部屋の仕切りを作ります。
山折りで高さが55oになるように図の要領で作ります。
「のりしろ」を大きく作っておくと糊が乾いた後の強度が増します。
仕切りは二つ作ります。
台紙を作る
4本目の牛乳パックを切り開いて、台紙にして図のように図面を書きます。
通路の幅は40oにします。通路は広すぎないほうが良いです。
台紙に出入り口を書く
台紙に『地下型の巣箱』の出入り口を書きます。出入り口は55oの高さの谷折りです。
不要な部分を切りそろえます。
このとき、台紙の周りを切り取らないで、谷折りの「のりしろ」にする方法もあります。
「のりしろ」にすると、でき上がったときの強度が増すので、工作に自信の
ある方におすすめです。出入り口は直径25mm〜35oにします。
糊付け前の確認
両脇の部屋を仕切って4室作り、それぞれに出入り口を作ります。
出入り口の大きさはどれも25mm〜35oにします。
奥の部屋は仕切り無しの大部屋です。ハムスターは大体ここを寝室に選んで、
巣の材料を運び込んで、自分好みの寝室を作ります。
母ハムスターはここを育児室にしますが、子供たちが育つと、この寸法では窮屈です。
糊付け
しっかりと糊付けします。上に本を重ねおいて一晩置くなど、圧着の工夫をしてください。
圧着には、ホッチキスで止める方法がとても便利です。のりしろの部分などに利用してください。
ただし、乾いた後に針を忘れずに取り除いてください。
完成図
完成です。
完全に乾いたら穴のバリを切り取って、
固定用に止めたホッチキスの針を取り除きます。
『透明な観察板』を載せたところ
写真では、出入り口のバリが取れていませんが、必ず切り取ってください。
『透明な観察板』を上にのせて、さらに遮光板(新聞紙など)を重ねのせて、
ケージの底に置きます。回し車などはその上に載せます。
しばらくすると、ハムスターは早速中を探検して、納得すると巣作りし始めます。
遮光板を取り除けば、『透明な観察板』越しに、この様子を観察できます。
図は、遮光板を取り除いて観察状態にしたことを表しています。
完成した『地下型の巣箱』と道具
この『地下型の巣箱』はこれだけの道具で、作ることができました。
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