【回し車は必要ですか?】
回し車は、必要です。
ハムスターはとても活発な動物です。野生では一晩に数キロメートルも原野を走り回ることが知られています。
実際に、回し車の走行距離では、一晩に4キロとか7キロを走っています。報告者によっては一晩に10キロ以上の記録があります。
この様なハムスターですが、飼育ケースは狭く、走り回ることができませんので、回し車は必須と考えてください。
お勧めの回し車はありますか?
『地下型の巣箱』入澤二郎は、(株)スドーの『静かだ輪 P650』を、飼育セットの推奨モデルに選定しています。
選定の経緯と選定基準は、
ハムスターの回し車比較で詳しくご確認頂けます。
ここに概略をお答えしておきます。
【静かであることが絶対条件】
夜中に高速走行をしますので、静かに回転する機能が付いていることが絶対の条件になります。
静音対策にベアリングを使用した回し車は、さすがに静かですので、好みで選んでいただけると思います。
静かだ輪 P650の静音対策は、ベアリングを使用しないで、軸受けに油を使用しています。
これでも十分に静音効果があります。油の制動効果もあります。
一部の口コミコメントに『静かだ輪』は静かでない、ウルサイと投稿している方がいますが、それはガタツキ音のことで、取説の通りに、ネジをしっかりと止めれば、ガタツキは起きません。
ただし、静かだ輪 P650は、スタンドが貧弱ですので、使用するときには、スタンドを両面テープなどで飼育ケースの床に固定することをお勧めします。
『地下型の巣箱』の推奨飼育セットの場合には、付属のスタンドは使用せずに、車軸だけを飼育ケースの側面に取り付け加工しております。
輪が大きいこと
ハムスターの体長にもよりますが、輪の直径が大きければ、ハムスターはのびのびと手足を伸ばして高速走行することが出来ますので、全力疾走させてあげるためには、輪は大きいほど良い。と考えています。ジャンガリアンで14センチは欲しいです。
空回り防止のためには、輪が軽いことが必須
ハムスターが回し車から弾き飛ばされているシーンを良く見ます。
これは空回り、つまり、ハムスターが走っていないのに輪が回ってしまって、ハムスターが遠心力で輪に押し付けられてしまう現象です。
ハムスターには自分が回っている。回っている間に降りれば飛ばされる、という自覚・知恵がありませんから、降りようとして、飛ばされます。
なぜこのようなことが起きるのか?
ハムスターの走行パターンが独特だからです。 高速走行するにもかかわらず、急発進と急停止をします。
これは、咄嗟に隠れるため、敵から逃れるためではないかと推測しますが、高速走行すれば、輪が高速回転します。そこで止まれば、輪は勢いがついていますから、回り続けます。
勢いは、
外周が重ければ重いほど、大きくなりますので、外周がシンプルな構造であるほうが、止まりやすくなります。これは、慣性モーメントで表すことができます。
静かだ輪 は、大きくて軽いという条件を満たしています
小さければ軽い、大きければ重い、が当たり前ですが、回し車の条件は、大きくて軽い方が良いということになり、この条件を満たしています。
なお、『地下型の巣箱』入澤二郎は(株)スドー様とは、一切の利害関係がありません。
≪対象のハムスターと回答者≫
◎ ここは、『地下型の巣箱』方式で飼育しているハムスターを対象にしております。
◎ 回答責任者は、『地下型の巣箱』入澤二郎です。
≪対象のハムスターと回答者≫
● ここは、『地下型の巣箱』方式で飼育しているハムスターを対象にしております。 ※『地下型の巣箱』に住んでいないハムスターには該当しない場合がありますので、ご注意いただきたくお願い申し上げます。
● このQ&Aは、『地下型の巣箱』入澤二郎が責任を持って回答しております。
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