【外出】
自分の意志で飼育ケースの外に出て、自分の意志で戻ってきて、朝には
寝床で安眠・熟睡しているのが、外出です。
外出時にやることは、
@食べ物を採取するための行動と、
A自分の縄張りの見廻り行動と、そして、
B『地下型の巣箱』に自分の意志で帰ってくる行動です。
『地下型の巣箱』で生活しているハムスターは、『地下型の巣箱』を『自分の家』と認識しています。自分の家に帰ってくる人間と同じです。ですから、ハムスターも帰ってきます。
夜、飼育ケースに外出用の道(階段状の道又はタオルを垂らしておくなど)を用意して、自由に出入りできるようにして、部屋のどこかに食べ物を隠しておくと、ハムスターは飼育ケースから出て、食べ物を探し出して、持ち帰るという行動を観察することができます。
そして夜明け前までには、家に帰って、寝室で安眠・熟睡しています。
これは、自然界でやっている、食べ物を探すことと縄張りを見廻ることと一緒です。
安眠できる安全な家があって、食べ物も十分に蓄えていれば、帰ってくるのは当然です。
詳しくは飼い方V 放し飼いをご覧ください。
【脱走】
【脱走】の定義は、逃げ出したら2度と戻ってこないことです。
ハムスターは『巣穴つまり自分の家』で生活する動物ですから、本能が巣穴つまり自分の家を求めています。
自分が飼われている飼育ケースの中に、食べ物も少なく、自分の家を作れないことを知ったハムスターは、他の地に自分の家を求めて、飼育ケースから脱出しようとします。
それは命がけの必死の行動ですから、ひとたび脱出出来たら、帰ってくることはありません。
旧来の飼い方では、脱走させない・逃げ出さないように飼育します。
逃げ出したいのに逃げ出せないハムスターには
大きなストレスにさらされることになります。
この時みられる行動が、金網を必死にかじり続けたり、雲梯のように天井を渡って逃げ口を探したり、飼い主の手を伝って外に出ようとするストレス行動です。
【ハムスターの明確な意思表示です】
飼育ケースから出たハムスターが、
『戻ってくるか』
『戻ってこないか』その行動から、
ハムスターが今の飼育環境に満足しているか?していないか?を知ることができます。
ハムスターがちゃんと戻ってくる飼育環境、ハムスターが満足している飼育環境、それがハムスターにストレスを与えない、『地下型の巣箱』方式の飼育環境です。
≪対象のハムスターと回答者≫
◎ ここは、『地下型の巣箱』方式で飼育しているハムスターを対象にしております。
◎ 回答責任者は、『地下型の巣箱』入澤二郎です。
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