ハムスターの短い一生を充実した一生にしてあげましょう。
§1.幸せに晩年を迎えたハムスターの死を、悲しむのは止めましょう。
●ハムスターを楽しく飼育しましょう。
●ハムスターを健康に活き活きと生活させてあげましょう。
そうすれば、
●飼い主も嬉しいし、
●ハムスターも嬉しいです。
だから、
●晩年のハムスターは、飼い主に感謝して、楽しかったことを思い出しながら、安心して、一生を終えることができます。
●このときを、優しい気持ちで、静かに見送ってあげましょう。
●悲しむことは、なにもありません。
とは言いながらも、長年にわたって、いくつもの死に接した経験から、死を軽く受け入れることは、なかなか難しいです。
そのような時に、
「ゾウの時間、ネズミの時間」
と言う、本川達雄氏(理学博士・動物生理学)の
興味深い学説を知ることが出来ました。
↑ 本川博士の著書
§2.ゾウの一生も、ネズミの一生も、それぞれにとって、同じだという学説です。
詳しいことは、本文を読んでいただくとしまして、
ゾウは何十年も生きますが、ネズミはおよそ2年です。ハムスターもネズミ属ですから当てはまります。
ゾウや私達が、ハムスターの一生を時間的に見たら、とても短いですが、ハムスターにとっての時間は、充実した一生分の時間だということです。
本川博士はそれを心臓の心拍数で説明しています。小さなハムスター(ネズミ)の心拍数は1秒間に十回以上でものすごく早いです。一方大きなゾウの心拍数はとてもゆっくりです。しかし、この一生の心拍数はハムスター(ネズミ)もゾウも同じだということです。
しかも、ハムスターの一生には、
お母さんの優しさに触れる時期も、
兄弟達と仲良く楽しく過ごした時期も、
独り立ちの時期も、
自分の家を持つことも、
結婚・出産・子育ての機会も、
ゾウと同じもの、私たちと同じものがちゃんと備わっています。
『地下型の巣箱』はこのように解釈して、私達から見たらほんの2年程度だからこそ、その一生を大切に飼育してあげたいと考え、良い一生だったことを喜んで旅立たせてあげることが、大切だと考えています。
したがいまして、
晩年、動けなくなったハムスターを獣医さんに見せることをお勧めしておりません。
亡くなったあとに、立ち直れなくなるようなショックを飼い主が受けることをお勧めしません。
ハムスターはとても小さいですが、一つの立派な命です。
尊厳の重さは、私たちと同じはずです。
皆さんの所にやってきたのは幸運な運命です。
ハムスターが、
健康に暮らせて、、。
良いところに来て良かった。
飼い主とのコミュニケーションが楽しかった。
と思って、安心して旅立てるように飼育してあげましょう。