床冷暖房方式が
チンチラに最適な理由

結論
寝そべる⇒空気の層が押しつぶされる⇒熱が通り易くなる⇒ヒンヤリ又はホンワカ

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１．チンチラの毛皮が特別に防寒に優れている仕組み

２．防寒の主役は空気です

３．床に寝そべると空気が押し出されます

４．このことは、毛皮を着たペットたちはみんな知っています

５．防寒の科学的データ

６．チンチラが暑さに弱い、温度管理に手間がかかると言われる理由

７．床冷暖房に寝そべることで全て解決します。

設計・製造者からご挨拶

１．チンチラの毛皮が特別に防寒に優れている仕組み

チンチラの毛の成分はケラチンです

ケラチンは人の髪の毛や爪などの主成分で、ケラチンが特に防寒に優れているわけではありません。

２．防寒の主役は空気です

　もふもふ、ふんわりしたチンチラの体毛に含まれる沢山の空気が防寒の主役なのです。

　チンチラをはじめ、白くま、ラッコ、白鳥など防寒に優れているのは、体毛の中の空気の層に空気を沢山貯めているからであり、沢山の空気を貯める仕組みが優れているからです。

　発泡スチロールが断熱材として優れているのは、空気を沢山含んでいるからです。

３．床に寝そべると空気が押し出されます

寝そべると、空気の層が床と身体の間に押しつぶされて、
空気が押し出されてケラチンだけになって熱の通りが良くなります

　ヒンヤリした床に寝そべれば、ヒンヤリ感を心地よく感じることが出来ます。
　暖かい床に寝そべれば、暖かさを直に感じることが出来ます。
≪豆情報≫
　ただし、白くまは、氷の上に寝そべっても空気が押し出されません。白くまの毛は中がストローの様に空洞になっていてそこに空気を貯める構造だからです。

４．このことは、毛皮を着たペットたちはみんな本能で知っています

　この床冷暖房型のペットのクーラーをセットしてあげると、
例外なく皆が自分の意志でのるようになるのは、寝そべる本能を備えているからです。

身近な例

夏に温度が低い場所を探してそこに寝そべる犬のように、
夏になるとペットショップに並ぶヒンヤリプレートがこのペットたちの本能の行動に応えたアイテムです。

５．防寒の科学的データ

防寒と断熱は同じです

　防寒服は身体の熱を外に伝えにくく、外の寒さを中に伝えにくい、つまり断熱性が高い服です。

断熱性は熱伝導率と言う数値で表せます

　チンチラの毛の成分のケラチンの熱伝導率はおよそ０．０４～０．０５です（単位はＷ／ｍｋ）
空気の熱伝導率は０．０２ですので、
チンチラの毛より２倍も断熱効果が高いことが解ります。
つまり、
チンチラは毛より２倍も熱が伝わりにくい空気の層の毛皮を着ていることになります。

６．チンチラが暑さに弱い、温度管理に手間がかかると言われる理由

その原因は、

第一に、２倍も熱が伝わりにくい空気の層の毛皮を脱ぐことが出来ないことに在ります

　夏に、
熱が伝わりにくいから、身体に貯まった熱を外に逃がすことができません。
エアコンの温度を寒くなるほどに下げてあげなければならないのは、空気の層のために、
冷風を当てても身体迄届かないからです。

第二に、身体が小さいことに在ります。

　小さいので、ひとたび体熱が貯まってしまうと、体力が持たない。
大人が暑さに耐えられても赤ちゃんが耐えられないのは身体が小さいことが主な原因です。
鶏の卵より、ウズラの卵がすぐに茹で上がってしまうのは小さいからで、これは熱量に関わることです。
チンチラは身体が小さいから熱中症などの症状がすぐに悪化してしまうということです。