みなさんの元で、幸せに晩年を迎えたハムスターの死を、悲しむのは止めましょう。
●『地下型の巣箱』で生活したハムスターは、健康に活き活きと生活して、飼い主と楽しいコミュニケーションをとることができました。
●飼い主も嬉しいし、
●ハムスターも嬉しい一生でした。
だから、
●晩年のハムスターは、飼い主に感謝して、楽しかったことを思い出しながら、安心して、一生を終えることができます。
●このときを、優しい気持ちで、静かに見送ってあげましょう。
●悲しむことは、なにもありません。
とは言いながらも、長年にわたって、いくつもの死に接した経験から、死を軽く受け入れることは、なかなか難しいです。
そのような時に、
「ゾウの時間、ネズミの時間」
と言う、本川達雄氏(理学博士・動物生理学)の
興味深い学説を知ることが出来ました。
ゾウの一生とハムスターの一生で、心臓の心拍数はほぼ同じ。
哺乳動物の一生は年数ではなく心臓の心拍数だという学説です。
↑ 本川博士の著書 今は可愛い挿絵のカバーが付いた本になっています。(2017年8月現在)
↑ 本川博士の著書の6ページ
ゾウの一生も、ネズミの一生も、それぞれにとって、同じだという学説です。
詳しいことは、本文を読んでいただくとしまして、
本川博士【心拍数一定の法則】は
ネズミの心臓の一拍はおよそ0.1秒、
ゾウの一拍はおよそ3秒、
ネズミもゾウも一生の心拍は15億回打って止まる。
ゾウは何十年も生きますが、ネズミはおよそ2年です。ハムスターもネズミ属ですから当てはまります。
しかも、ハムスターの一生には、
お母さんの優しさに触れる時期も、
兄弟達と仲良く楽しく過ごした時期も、
独り立ちの時期も、
結婚・出産・子育ての機会も、
ゾウと同じものがちゃんと備わっています。
ゾウの一生はスローモーションのように見えて、ハムスターの一生は早送りのようにみえますが、その一生の中身は同じだということです。
ゾウや私達が、ハムスターの一生を時間的に見たら、とても短いですが、ハムスターにとっての時間は、充実した一生分の時間だということです。
『地下型の巣箱』はこのように解釈して、私達から見たらほんの2年程度だからこそ、その一生を大切に飼育してあげたいと考え、良い一生だったことを喜んで旅立たせてあげることが、大切だと考えています。
したがいまして、
晩年、動けなくなったハムスターを獣医さんに見せることをお勧めしておりません。
亡くなったあとに、立ち直れなくなるようなショックを飼い主が受けることをお勧めしません。
ハムスターはとても小さいですが、一つの立派な命です。
皆さんの所にやってきたのは幸運な運命です。
ハムスターが、
健康に暮らせて、、。
良いところに来て良かった。
飼い主とのコミュニケーションが楽しかった。
と思って、安心して旅立てるように飼育してあげましょう。
≪対象のハムスターと回答者≫
● ここは、『地下型の巣箱』方式で飼育しているハムスターを対象にしております。 ※『地下型の巣箱』に住んでいないハムスターには該当しない場合がありますので、ご注意いただきたくお願い申し上げます。
● このQ&Aは、『地下型の巣箱』入澤二郎が責任を持って回答しております。
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