理想の引っ越しの方法は、 今いる家※と新しい家を併存してあげることです。
※『地下型の巣箱』でない家から、『地下型の巣箱』に引っ越しする場合もこの方法がお勧めです。
この方法は、場所が無いと出来ませんが、ハムスターにもっともストレスを与えず、特に温度の低い冬季には、引っ越しで寒い思いをさせないためにも、もっとも優しい引っ越し方法です。
この方法が優れているのは、人間の引っ越しと同じだからです。
人の例えですが、今住んでいる家の近くの新しい家に引っ越すときに、最もストレスのかからない引っ越し方法は、【今までの家】と【新しい家】のどちらも併存していることです。
併存する一定の期間があることです。
今までの家の寝室で今まで通りに安眠・熟睡しながら、新しい家の寝室に寝具を入れるなどして、新しい家の寝室が整ってから、引っ越しすることができます。
もし、今日までに家を出て引っ越さなければならないとしたら、間に合わせの寝床を作らなければなりませんし、色々ストレスが溜まります。
ということで、新旧併存の引っ越しが理想です。
ハムスターが新しい家の寝室を決めて、暖かい寝床を作って寝るようになったら、前の家を撤去します。
ただしこの場合には問題があります
●新しい家を警戒していれば引っ越しに時間が掛かります。
●もし、新しい家を気に入らなければ、古い家から引っ越ししません。
やむを得ず、引っ越しさせなければならない場合には、数日間様子を見て、古い家から出ている間に、撤去します。この時には暖かい巣材を沢山用意してあげてください。
場所の都合で併存が出来ない場合
注意することは、温度です。
新しい家に寝室を決めて寝床を作るまでの間に、寒い思いをさせないことです。 夏の引っ越しは、寒さの問題はありませんが、寝床が整うまでのハムスターのためには22℃程度の保温は必要です。
もう一つ注意することは、巣材です。
暖かい巣材を欲しがるだけ大量に与えてください。巣材の品切れは、食べ物の品切れと同じように大きなストレスになり、良い家とは思わなくなる場合があります。
寒い寝室に毛布一枚しかないとしたら人間だってストレスになります。寝具が沢山あれば安心できます。
ハムスターは自分で暖かい寝床を作りますから、寝床て安眠・熟睡するようになれば15℃程度に温度が下がっても大丈夫です。
人の寝室が15℃を下回っても暖かい冬用の寝具があれば、安眠・熟睡できるのと同じです。
引っ越しの注意
ハムスターは、引っ越しの事情を理解出来ません
出来るだけ飼い主が関わらないようにすることが大切です。
例えば、ケースの外でおやつを食べている間に、家を交換するとか、、、、
家を取り上げたのが飼い主ではなくて、家が無くなったのは自然災害ダ!!と思うような、対応をしてあげてください。
信頼関係を損なわずに済みます。
≪対象のハムスターと回答者≫
◎ ここは、『地下型の巣箱』方式で飼育しているハムスターを対象にしております。
◎ 回答責任者は、『地下型の巣箱』入澤二郎です。
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