ロザ嬢とシャル嬢の『地下型の巣箱』訪問
のりぞうさんから、過分なメッセージをいただきました。
管理者としては、とてもくすぐったい部分も有りますが、そのまま掲載させていただきました。
皆様
初めまして。
ジャンガリアンハムスターのプティングの女の子、
ロザリー嬢、シャルロット嬢（１歳半）のお世話をさせて頂いている従僕、
のりぞうと申します。
私は、ハムスターという動物についての知識は０でした。
（頬袋がある、ハムスターの研究レポートという漫画を読んだ事がある・・・位です）
ある癒し系サロンに行った時、
スタッフの人に、「動物は好き？」と聞かれ、
「好きでーす?」と答えた所、
「今日買ってきたの！」
と、ハムスターを見せてくれました。
常々、ミニうさぎを飼いたいと思っていた私でしたが、家が狭い為に（ワンルーム）、
ずっと我慢してきました。
手の平に乗せられた可愛いハムスターを見た時、なんだかミニうさぎに
見えなくもないなぁ・・・と思い（込み）、
こんなに小さいなら、狭い家でも飼えるかもと思い、次の日ペットショップに行きました。
昔、うさぎを飼っていたのですが、あまりかまってやれず・・・、
又、私の知識不足から天寿を全うさせる事が出来なかった事がずっと心に残っており、
ハム蔵達を家にお迎えした日から、飼育書とHPを読みあさる毎日になりました。
（迎える前に読むべきでした・・・）
そしてハム蔵達の為に色々おもちゃを買ったのですが、
散歩の時に好んで入るのが、可愛い木のハウスよりも、ただの箱に丸い穴を開けた入れ物でした。
そんな時にこちらのHPに出会い、お菓子の入れ物で似たような物を作ってみました。
するとよほど居心地がいいのか、安心したのか、そこに入り込んだまま出てこなくなりました。
そんなに居心地がいいのかい？と思い、購入に至りました。
さて、うちのお嬢様方は２人共、噛み癖があったのですが、
シャルの方は
地下型の巣箱を使用してから噛む回数が減り、使用してから約１ヶ月で噛まなくなりました。
・・・しかし、ロザは、全く変化がありませんでした。
朝、
水を替えたり、昨夜の食べ残しのご飯を取ろうとすると、
がぶーーーー！！！と、流血するほど噛みついてきました。
どの飼育書、HPを見ても、
噛まれるのは飼い主が悪い、
怖がっている、
又は、飼い主がよっぽど気に入られてないので殺意を持っているか、
飼い主をおいしそうなエサだと思っている、
と記載されていたので、殺意を持たれているの？！と、ショックを受けました。
ロザはとっても好奇心旺盛で、元気で物怖じのしない子で、
夜、散歩に出そうとすると、すごい勢いで手によじ登ってきます。
・・・別に私を怖がっているようには見えないんだけど・・・
と、仕事も手につかず悩める日々を送っていました。
取り合えず、指を動かして、「これが指、これがおやつ」と、やってみましたが、
おやつがないと分かると、がぶりんちょ！とするので、ケージに手を入れた時、
噛まなかったら、おやつをあげる・・・という作戦に出ました。
・・・が、いつも噛んでくるので＝おやつをあげない。
という日々が続いて、イライラしたのか、余計に噛み癖がひどくなっていきました。 (T^T)
ある日、病院に定期健診に連れていった時、
移動用ケージに手を入れた時に、引っかかれました。
今までにない行動でした。
見た目にすごく、ご機嫌が悪いのが分かり、怖がっているというより、
イライラ、カッカして、なんかよこせ！という感じがして、どうしたもんかと悩み、
こんな事を相談してもいいのかな・・・と思いましたが、入澤さんに思い切って相談してみたのです。
そうしましたら、実にご丁寧にメールの返信を頂きました。
入澤さんの見解は、
私の診断は、どうやら『縄張り行動』であるらしい。というものです。
のりぞうさんのことを、お友達のハムスターと思っているとしましょう。
優しくしてくれるし、オヤツもくれるし。
ハムちゃんは『地下型の巣箱』を中心にした自分のテリトリーを明確に持っていますネ。
そこに手が侵入してきた時、侵入しそうな時、思わず本能が噛むのだと思います。
全く正常な行動だと思います。
鼻パチンは論外ですネ。
犬と一緒にしちゃ駄目ですネ、
犬だって鼻パチンは嫌がります。
ハムスターの縄張りの本能は皆さんが予想する以上に強烈なのです。
テリトリーの外なら仲良くできても、テリトリーの内側では本能が行動に出てしまうのです。
テリトリーの外でとても仲良くしているからと、一緒のケージに入れたら、
一匹が翌朝死んでいた。
という事故が起きるのは、
ハムスターの縄張り本能による行動を知らないことによります。
おそらく、
『地下型の巣箱』から遠く離れたところでは、のりぞうさんを噛むことは無いと思いますが
如何でしょうか？
という事でした。
友達に冗談で、人のシマ（縄張り）に入ってきて、エサもよこさんのかーーー！！！
オルァアアアアア！！！！！ガブ－－－－－－－－－－－－ッ！！！
てな感じで噛みついてくるんだよ～と話していた所でした。
鼻パチンは何度かやってしまいました。
本当に可哀想な事をしてしまいました・・・。
それにもめげず、私を怖がらずに手に乗ってきてくれるのは、
巣箱の中で安心して暮らしているお陰だと思います。
それからは、ケージに手を入れる時は、おやつをあげて、その隙に水を替えたりしていきました。
そうしたら、なんと！
今では、おやつをあげなくても噛まなくなりました。
手を入れても、指の周りでうろうろするだけで、全く噛みません。
巣箱で育つと、性格が優しくなる、というのは本当でした。
入澤さんにお聞きしなかったら、今でも噛みつかなかったらおやつをあげる、
という事を続けて、毎日、流血していたでしょう。（;￣ー￣A
皆様も、飼育書を読んでも解決しない事がありましたら、入澤さんに相談しては如何でしょうか。
入澤さんは、まるでハムスターの心を代弁、翻訳（？）をしてくれるかのような返答をしてくれます。
知らない人にメールを出すのはちょっと・・・と、躊躇している方もいらっしゃると思いますが、
入澤さんはとっても優しいので、大丈夫ですよ。
（って勝手に書くなって？すみませ～ん）
私は心配性なので、あれもこれも、と質問しているのですが、
あんまり心配するのは、
ハムスターにとってストレスになりますよ、
と言われてしまいました・・・。
心配もほどほどに？（;￣ー￣A）
では、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
入澤師匠、これからもよろしくお願い致します。
補足：
①２人の噛み癖は、私の責任でした。
リードをつけようとしたり、移動用の狭いケージで２匹一緒に生活させていたり・・・etc。
動物を飼う前は、きちんと飼育書を読みましょう。（私だーーー！！！！！）