ハムスターを迎える準備。ハムスターが安心して健康に生活できる環境を整えてあげることがとても大切です。
§1.必要なものを用意しましょう。
ここでご案内しているのは、ハムスターの家に『地下型の巣箱』を使う飼い方です。
『地下型の巣箱』には、ハムスターを健康に飼うことがで来て、ハムスターと仲良くなれるというとても大きな効果があります。
飼い方はこのステップ1からステップ10までのご案内の通り簡単ですが、旧来の飼い方とは異なっている部分がいくつかあります。
まず、ハムスターが生活する環境をしっかりと整えてから、ハムスターを迎えましょう。
『地下型の巣箱』の効果の詳細はこちらです。
用意するものを、『推奨飼育セット』の例でご案内します。
このホームページでは、手作りすることをお勧めしておりますので、ご自分で揃えられる方にも参考にしていただけます。

↑ 『推奨飼育セット』の一式
『推奨飼育セット』を参考にして、次のものをあらかじめ用意してください。●は『推奨飼育セット』に含まれています。
① ●『地下型の巣箱』ハムスターがここに家を作ります。
② ●飼育ケース
③ ●回し車
④ ●水飲みボトル
⑤ ●トイレ兼砂浴び器(砂浴び器でも良いです)
⑥ ●『砂っ固』 初期に使用する300グラムは付属しています。
以上は『推奨飼育セット』に含まれています。
⑦ 床材用新聞紙
⑧ 巣材(ティッシュとコットン)
⑨ 遮光布※
⑩ 食べ物(ミックスフード・ペレット・ヒマワリの種・キャベツなどの野菜)
※遮光布は『地下型の巣箱』及び『推奨飼育セット』には付属しておりません。古いトレーナーなどの厚手の布に巣穴を開けてください。
別売はこちらでご案内しています。
§2.『飼育セット』を組み立てましょう。

↑ 組み立て完成はこのようになります。
ケースの下の『地下型の巣箱』の位置関係を見ていただくために、遮光布の半分ほどをめくってあります。
ステップ1-① 回し車のセット
回し車に≪静かだ輪 P650≫を推奨している理由※
※回し車の比較テスト結果によって、最も良い結果の出たモデルを選定しました。
ハムスターは、高速で走って突然立ち止まるという走り方をします。
静かに良く回るベアリング付きの回し車の場合、高速で回転中にハムスターが止まっても回し車は回転し続け、降りようとしたハムスターが飛ばされてしまう危険があります。
ブレーキ機能がついていないからです。
静かだ輪P650は、軸受けに油を使用して程よくブレーキが働くので、ハムスターが突然止まっても回し車が高速で回り続けることがありません。そのために、ハムスターが飛ばされる危険も少なくなります。

↑ ≪静かだ輪 P650≫
シンプルな構造ですが、ハムスターに優しく、高性能な回し車です。

↑『推奨飼育セット』の場合は、回し車『静かだ輪』の軸は取り付け済みです。
輪の回転部には、ほこり防止のシール・アルミ箔が貼ってありますので、はがして車を取り付けてください。

↑ サラダオイルを一滴
セット前に穴の中にサラダオイルを1滴注いでください。
『静かだ輪』は軸との間の油の膜で、音を消して、同時に、ほど良いブレーキの役割を持ちます。
≪取り付け時の注意≫
黄色いキャップネジをまっすぐに、根元までしっかりとにねじ込んでください。(斜めにねじ込むとねじ山を壊してしまいます。根元までねじ込まないとガタガタと音が出る原因になります。)
なお、古くなった油はべたべたと粘性が強くなりますので、1年に一回、軸と車の軸受けの両方の古い油を、食器洗い洗剤を使用して、完全にふき取った後にサラダオイルなどの食用油を新たに注いでください。
●回し車をケースの壁面に取り付ける理由は、ケースの床を広く使わせてあげるためです。また、回し車が安定して回る効果もあります。
ステップ1-② 水ボトルを取り付けます

↑ 水ボトルホルダーは取り付け済みです。
↑ 水ボトルの高さは、フォルダーの取り付け部と、ガラス管の長さ調節でできます。

↑ 回し車と水ボトルのセット状態
【齧り防止】ボトル部分を齧ってしまうハムスターがいます。ボトルに穴が開くと空気が入って水が抜けてしまいます。
穴はテープで塞げば良いですが、齧らせないためには、管を長く伸ばしてボトルの位置を高くセットしてください。
以上で、回し車と水ボトルの取り付けが完了しました。
●ケースの巣穴部分が長円形になっているのは、『ハムスターの冷暖房器』をセットした時の位置調整のためです。
§3.『地下型の巣箱』を準備しましょう。
ステップ1の③ 『地下型の巣箱』のトイレ室の準備をしましょう。


↑ このように山にしてあげればよいです。平らにならしても良いです。
『砂っ固』の量の目安は、小部屋は50~80グラム、奥の大部屋は100~150グラムです。
その他の場所には、全体に薄く撒いておきます。
【知識】 ハムスターはオシッコを、トイレ室だけでします。トイレ室は、巣穴の外が安全であることを学習するまでは、安全な巣穴の奥の方の部屋を選ぶ【本能と習性】があります。
この性質を利用して、奥の3部屋にあらかじめ『砂っ固』を入れておきます。
ステップ1の④ 『透明な観察板』と『遮光布』を被せましょう。
自然界のハムスターは地下の巣穴で生活しています。
巣穴は真っ暗です。
ハムスターは真っ暗な中で何不自由なく生活します。
自然界と同じように、『地下型の巣箱』の中を暗くしてあげることでハムスターを安心させてあげることができます。


↑ 『透明な観察板』=アクリル板(『地下型の巣箱』に付属しています)でふたをして、上に『遮光布』を掛けてください。
※『遮光布』⇒『地下型の巣箱』の中を暗くしてあげる『遮光布』は『地下型の巣箱』・『推奨飼育セット』には含まれていません。
古いトレーナーなどの遮光効果のある厚手の布に巣穴の穴をあけてご使用ください。布が薄い場合は重ねて、『地下型の巣箱』の中を遮光してあげてください。
入手できない方には、380円(送料別)で斡旋いたします。
§4.『飼育セット』の中に地上の生活環境を作りましょう。
ステップ1の⑤ 飼育ケースを載せます。
新聞紙の床材とトイレ兼砂浴び場を備えます。

↑ 『地下型の巣箱』の上に、飼育ケースを載せます。
巣穴と飼育ケースの穴を合わせてください。
●約30mmφの穴を開けた新聞紙※を床材に使用します。
●トイレ兼砂浴び場をセットします。
※新聞紙を床材に使用するのは、ハムスターが好むなどの理由があります。
詳しくは、床材iは新聞紙を使用する理由は?をご覧ください。
§5.ハムスターを迎える準備ができました。
ステップ1の⑥ 飼育ケースの中を整えます

↑ これで出来上がりです。
水、野菜(キャベツ)、ペレット・ミックスフード、ひまわりの種、玄米などの食べ物は、量より種類を多くして、初期状態のハムスターの好みを知ってあげましょう。
巣材は夜中に大量に持ち込みますので、品切れしないように補給してください。巣材の品切れはストレスの原因になります。
巣材はハムスターのす材と巣材の作り方を参考にしてください。
ハムスターの飼い方のステップ2のハムスターを迎えましょうに進んでください。