ハムスターのストレス行動

ハムスターのストレス行動

ハムスターのストレス行動
  1. §1.発生頻度が高いストレス行動
  2. §2.ストレス行動の見極め方法
  3. §3.ハムスターのストレス行動と健康管理
  4. §4.血が出るほど噛みつく・他

§1.発生頻度の高いストレス行動

●金属の格子を必死に齧り続ける行動。
●天井の格子にぶら下がる雲梯行動。
●側面を何度もよじ登ろうとする行動。

●血が出るほど噛みつく

これらの繰り返し行動は、飼育ケースから【外に出たい】というハムスターの行動で、噛みつくようになれば、ストレスの重症化が考えられます。

無駄な行動を一心に続けているなら、脱出したいのに出られない、何度やっても出られないことから日に日にストレスが鬱積している可能性があります。

発生原因


【飼育環境をハムスターが受け入れていない】
 飼育ケースの中の環境では安心して生活することが出来ないとハムスターが判断して、そこから脱出しようとして脱出できないことによる繰り返しの行動です。

対処法法


 ケース内の環境を改善してあげます。
『地下型の巣箱』方式では、ケースの床に巣穴を開けてあげてその下にハムスターが自分の家にする『地下型の巣箱』を設けてあげることで解決してあげます。
自分の家があるので、脱出する必要が無くなり、確かな改善効果があります。

【なお、♂♀2匹飼いをしている場合にも脱出行動が見られます】

 雌の発情期にだけ発生する興奮行動です。
雌の発情期に何としても雌のところに行こうとする雄の行動です。出られないはずの飼育ケースからいつの間にか外に出ていた、などという言う場合があります。雌側にも見られる場合があります。

≪この場合の対処方法≫

 (交尾をさせる場合は、ケースから出してあげます)
【基本】母ハムスターの出産が目的でない場合は、2匹飼いはしないことです。
ハムスターは広い縄張りに一匹だけで生活する動物です。
既に2匹飼いをしている場合には、2匹飼いによるストレスを防止するために、飼育ケースを置く部屋を分けてあげるとストレス軽減になります。
≪なお2匹飼いのストレス行動については2匹飼いの弊害で詳しくご案内しています。≫



§2.ストレス行動の見極め方法

 初めてハムスターを飼育する方にとっては、ハムスターの行動のどれがストレス行動なのか?経験がないので、判断が出来ないのは無理もないことです。

環境エンリッチメントの考え方で判断すると分かりやすい

 ハムスターの望ましい飼育環境については環境エンリッチメントという学問がありますが、この考え方で判断するととても分かりやすいです。

 まず≪自然界だったらどうだろうか?≫を考えて見ましょう。
前述のような、柵を齧り続けるとか、雲梯行動とか、側面のよじ登り行動などは自然界では起こりえない行動ですので、どなたにも、不自然で、異常な、ストレス行動であると判断していただけます。



§3.ハムスターのストレス行動と健康管理

 ハムスターにストレス行動が見られたら、必ずその原因がありますので、その原因を取り除いてあげることが大切です。
ストレスがハムスターの健康を蝕むのは、人がストレスで健康を損なうのと同じで、ストレスによっては病気になったり時には生命の危険の原因になる場合もあります。
 詳しくはハムスターのストレスをご覧ください。



§4.血が出るほど噛みつく・他

●血が出るほどに噛む
 ストレスに晒されているハムスターの典型的な行動です。飼い主も辛いですが、ハムスターはもっともっと辛い思いをしています。噛まないハムスターの育て方を参考にして、早急に対処してあげてください。

●『地下型の巣箱』でバリケードをつくる
 せっかく『地下型の巣箱』をあげたのに、バリケードをつくってしまった。
バリケードを作ったを参考にして、面倒なバリケードなど作らなくて済む環境を作ってあげましょう。



ハムスターのストレスについての詳細は、
研究報告ハムスターのストレス
をご覧ください。