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『地下型の巣箱』の掃除

  
  
  
   
         

掃除をしない期間

 ハムスターを迎えて、ステップ6までのおよそ5日間は掃除をしません。

掃除はトイレ掃除から

 飼い主がいても巣穴に逃げ込まなくなるステップ6以降になったら、ステップ7でトイレ掃除を始めましょう。

≪方法≫
 巣穴から出てきたときに、おやつを上げて食べている隙に、巣穴を食べ物入れなどで塞いで、『飼育ケース』を持ち上げて、素早くトイレ掃除をします。
【この時の注意することは】
@最初のころは、できるだけ短時間(数十秒)で済ませることです。
巣穴がなくなってパニックになっている場合がありますから、、、。※1
Aトイレ以外は触らないことです。

 トイレ掃除は、はじめは掃除ではなくて、『砂っ固』を少しだけ追加するだけで、短時間で終わらせます。
 このとき、ハムスターが拒否反応を示さなければ、次回は、『砂っ固』の追加量を増やします。ハムスターが拒否反応を起こさない程度に増やして行くのが大切なことです。最終的には、固まったり濡れたりした『砂っ固』を回収して、新しい『砂っ固』を補給するという掃除を2〜3日に一回行います。

 ゴールデンのようにオシッコの量が多い場合には毎日が理想です。

ウンコは非常食です

 ハムスターは ウンコを貯蔵します。食べ物が不足したときに食べるためです。したがって、ウンコは掃除の対象にしないでください。ただし、古くなって黒ゴマのように干からびたものはハムスターも捨てますので、これは回収してください。

トイレ以外の掃除

 トイレの掃除が問題なくできるようになるまでは、トイレ以外の掃除をしません。※2

トイレ以外で必要な掃除は、貯蔵した食べ物の掃除です。「ヒマワリの種」や「お米」などは大丈夫ですが、腐りやすい生ものを貯蔵する場合があります。特に夏季はカビが生えたりしますので、傷んだもの、傷みやすいものは取り除いてください。
また、食べた後の殻なども取り除いてよいです。

夏に向けての掃除

 夏前に、冬に使用した寝床の大量の巣材の汚れた部分を撤去してあげます。このころには寝室を二つ使い分けている場合がありますので、その場合は、使っていない方の寝室を全撤去してよいです。きれいにした寝室に新しい寝床を作ったら、もう一方の寝室を全撤去してください。

 ただし、冬の巣材を通路か巣穴の外に自分で投棄する賢いハムスターもいます。自然界ではみんなそうしているはずですが、、、。この観察を期待するのも楽しいです。

貯蔵した食べ物

 大量に貯蔵することでハムスターはとても落ち着きます。貯金残高が多い貯金通帳を持っている人と同じ心理に例えて、ご理解いただいております。しかし、古くなったものは捨ててあげた方がよいので、少しずつは回収してください。回収方法は貯蔵した食べ物の回収でご案内しています。

大掃除

 特に問題がなければ、『地下型の巣箱』は一生そのままで使用してよいです。一部屋ずつ掃除をしてあげれば、全体の清潔は保てます。

虫が湧くことがあります

 チャタテムシという無害な虫です。本棚の古い本や机の引き出しの奥の方に住んでいます。
 人にとっては気持ちが悪いですが、いろいろな虫がそこら中にいる自然界で生きているハムスターにとっては、何でもないことです。気が向けば食べます。

 ただし、ダニが湧く場合は注意が必要です。ダニはチップを使っている方から発生の報告があります。
『地下型の巣箱』方式では、チップの床材はおすすめしておりません。新聞紙だけです。

※1巣穴を塞ぐ行動、ケースを動かす行動を自然現象だと思わせるのがコツです。飼い主の存在を意識させないようにです。掃除が終わって巣穴を解放してあげるときに、「あらぁ〜巣穴に入れないの!!、、、塞いでるのどけてあげるネ!!」という感じです。
ハムスターの「ありがとう!!」が聞こえてくるようにです。

※2  ハムスターが飼い主を警戒している間に、部屋の中をいじると、敵に侵入されたと判断して、警戒行動をとってしまいます。
 警戒行動は、軽ければ各部屋にマーキングをする程度ですが、重ければ、バリケードを作ります。このような警戒行動が観察されたら、最低でも2晩は何もしないでハムスターを落ち着かせてあげてください。
 それでも、ハムスターはとても警戒心が強いのと学習能力が高いので、侵入されたことを学習してしまいます。

 
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